藤井王位は角取りに金を打っていますが、すぐに角を取らずに▲７八玉～▲７七銀と自陣を整えています。▲５五金と取ってしまうと△同銀といい位置に銀が出てくるので、本譜は柔らかい受けでうまく対応していると見られています。

福崎九段は「足を止めての殴り合いというより、藤井王位が相手のパンチをひょいひょいとかわしながら戦っているような印象です。まだ封じ手時点で想定していた局面じゃないかと思います」と話しています。

船江七段は「形勢自体はいい勝負です。渡辺九段としては攻め倒すのが理想形です」と、△７三桂など増援を考えたいと話しています。

（福崎文吾九段）

（船江恒平七段）

10時に午前のおやつが出されました。

（藤井聡太王位のおやつは白玉冷やしぜんざい）

（小豆がこだわりの品。口直しに塩昆布がついている）

（渡辺明九段のおやつは苺ショートケーキとアイスコーヒー。渡辺九段はデコレーションなしを要望した）

（封じ手）

（▲５六歩が矢印で示されている）

（封じ手は▲５六歩）

（再開直後）

（46手目△４四角を指す渡辺明九段）

（36手目△８六銀）

（39手目▲７七同玉）

（駒を並べる）

（藤井聡太王位）

（１日目の指し手を再現する。初手は▲２六歩）