「札幌の奥座敷」とも呼ばれる定山渓(じょうざんけい)は札幌市南区に位置し、札幌駅から1時間ほどの距離です。1866年頃、僧侶「美泉定山」が湯治場を作って開拓したことから、その名がつきました。支笏洞爺国立公園(支笏湖と洞爺湖の二大カルデラ湖、樽前山・羊蹄山・有珠山の火山など)内にあり、豊平川(とよひらがわ)の渓流沿いの温泉街です。北海道では代表的な温泉としても知られ、泉質は無色透明でまろやかな塩辛さが特徴のナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)です。
定山渓での王位戦七番勝負の対局は、1960年の記念すべき第1期七番勝負第1局・大山康晴名人(三冠)-塚田正夫九段戦(1960年)に加えて、第2期の第4局・大山王位-丸田祐三八段戦、第3期の第4局・大山王位-花村元司八段戦があります(肩書、段位はいずれも当時。大山の3戦全勝で、後に永世王位を獲得している)。今期は60年ぶりの対局で、花村門下の深浦九段は「今回は呼んでいただき、ご縁を感じて、楽しみにきました」と話しました。
【定山渓観光協会公式サイト】
https://jozankei.jp/
【ぬくもりの宿ふる川】
https://www.yado-furu.com/