感想戦のあとにインタビューが行われました。
【羽生九段の談話】
――今期のリーグ戦は3勝2敗で残留という結果になりました。
羽生 最初に連敗してしまって非常に苦しい状況だったんですけど、なんとかリカバリーして、残留できてよかったです。
――第34期にリーグ入りしてから30年間、残留以上という結果については。
羽生 特別、意識していたわけではないですけど、そういう数字になってよかったなと思っていますし、今期は特に幸運だったなと思っています。
――本局を総括して。
羽生 昔、何局かやったことがある将棋ではあったんですけど、お昼休みのところからは、かなり険しい形になってしまって。何か手があったらまずいと思って指していました。
――勝ちになったと思ったのは。
羽生 △3八桂成(54手目)と攻め合って、ちょっと残っているんじゃないかと思っていました。
(羽生九段は出だしが先手番2連敗で崖っぷちだったが、後手番3局を3連勝して残留を果たした)
【澤田七段の談話】
――今期のリーグを総括して。
澤田 今日の将棋もそうだったんですけど、負けた対局の内容がよくなかったので、その辺りが実力不足だったと思っています。
――本局を振り返って。
澤田 何かあればっていう感じだったんですけど、形勢判断ができていなくて、悲観して粘りを欠いたところはあったと思うので、その辺りが反省点ですね。