10時30分頃の局面です。戦型は相掛かりに決まりました。豊島竜王は歩損よりも手得を意識した指し回しを見せます。
武市七段は「１日目からピリピリした感じで、見ているファンには面白い将棋になりましたね」とコメント。その隣で深浦九段は「豊島さんはあとがないだけに、主導権を奪いやすい形を選択したのではないでしょうか。豊島さんの棋風が生きる指し方といえそうです。序盤で小競り合いがあって、少しずつ落ち着いていく将棋もありますが、これは落ち着くのかなあ」と苦笑いを見せました。
（モニターを見ながら見解を述べる深浦九段）
（武市七段は今期王位戦七番勝負を第１局から振り返る）
10時を回り、午前のおやつが用意されました。
藤井王位は季節のフルーツとアイスコーヒー、豊島竜王も季節のフルーツを注文しています。
食べ物は控室に運ばれ、飲み物のみが対局室に出されました。
（藤井王位の注文）
（豊島竜王はフルーツのみだった。スイカやメロン、キウイが並ぶ）
（控室では本田女流三段が食レポを行った）
■本田女流三段■
どれも甘くて、とても美味しいです。四角い形のキウイは珍しいように思うのですが、この切り方は対局者が食べやすいように配慮されているんですかね。
（用意を済ませ、駒を並べる前に一礼）
（藤井王位が盤上に駒を散らす）
（駒を並べ終え、対局開始を待つ）
（記録係の生垣三段が駒を磨く。生垣三段がタイトル戦の記録係を務めるのは初）
（関係者が所定の席に着いた）
（先に対局室に入ったのは豊島竜王）
（藤井王位は関係者に一礼してから入室）
（着座前に座布団の位置を微調整した）
９時、定刻どおりに対局が始まりました。
（関係者が一礼を交わす）
（藤井聡太王位の初手は▲２六歩）
（豊島将之竜王はしばらく間を空けて、△８四歩と突いた）
（開始から２手進み、関係者が部屋を離れて対局室が静寂を取り戻す）
本局は動画サイト「ABEMA」で生中継されます。詳細は以下のとおり。
【お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負第５局１日目】
＜日時＞８月24日（火） ８時30分から19時30分まで
＜出演＞中村修九段、谷合廣紀四段、貞升南女流二段、山口恵梨子女流二段
【お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負第５局２日目】
＜日時＞８月25日（水） ８時30分から24時まで
＜出演＞屋敷伸之九段、村田顕弘六段、野田澤彩乃女流初段、飯野愛女流初段
また、プレミアム会員限定の「マルチアングル放送」では２日間にわたり、山崎隆之八段、村山慈明七段、宮本広志五段、折田翔吾四段、藤井奈々女流初段、脇田菜々子女流初段の６名が出演予定です。
【お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負第５局１日目 マルチアングル放送】
【お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負第５局２日目 マルチアングル放送】