2021年6月
オンライン前夜祭(2)
オンライン前夜祭(1)
18時30分から名古屋能楽堂でオンライン前夜祭が開かれました。中日新聞デジタル編集部のYouTubeチャンネルにアーカイブがありますので、リアルタイムでご覧になれなかった方もお楽しみください。
https://www.youtube.com/watch?v=zH8MlGb7NYI
(最初に立会人の青野九段、理事の杉本八段が登壇。司会は中日新聞社の上村早江子さん(左)。昨年のオンライン前夜祭でも司会を務めた)
(藤井王位の師匠として知られる杉本八段。本局は役員として訪れている)
杉本「名古屋能楽堂での対局は、伝統文化でもある将棋にまさにピッタリで、開催できることを大変うれしく思う。AI超えともいわれる藤井王位か、序・中・終盤と隙のない将棋の豊島竜王か、将棋ファンにとって夢のカードが実現した。目の離せない対局になることは間違いない」
(書き起こし=武蔵)
前期七番勝負第4局の封じ手用紙が紹介されました。令和2年7月豪雨を受けて、当時の木村一基王位の発案でチャリティーオークションに出されたものです。落札者のご厚意でお借りしています。30日に愛知県瀬戸市「瀬戸市文化センター」で1日限定で展示されます。
【藤井二冠「封じ手」展示へ 愛知・瀬戸で1日限り:東京新聞 TOKYO Web】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/112540
記者会見
記念撮影後は藤井王位、豊島竜王の順に記者会見を開きました。
(書き起こし=武蔵)
(藤井王位)
藤井「同郷の出身で常に目標としてきた先輩と、大きな舞台、それも地元で対戦できるのをうれしく思う。二日制の対局は久しぶりだが、相手が誰であれ、自分ができることは同じなので、去年の感覚を思い出して全力を尽くしたい。叡王戦でも挑戦が決まって、2つのシリーズで豊島竜王と対戦できるのは、自分自身の成長につながる機会。しっかりと戦いたい」
豊島「タイトル戦もしばらくなかったので、緊張感が高まっている。能楽堂という素晴らしい舞台を用意していただいたので、ふさわしい対局にできるよう、頑張りたい。藤井聡王位は攻守にバランスがよく、一手一手の精度が高い。棋聖戦の成績、叡王戦で挑戦権を得るなど、非常に充実されている。タイトル戦を同時進行で指した経験はあるが、同じ相手は初めて。段々と指す戦法が難しくなるようなこともあるかもしれない。しかし、これからの棋士人生に生かせるような戦いにしたい」
記念撮影(2)
検分
(対局者のお盆に「お~いお茶」。また、本局はタマホームと瀬戸信用金庫が協賛)
【タマホーム】
https://www.tamahome.jp/
【瀬戸信用金庫】
https://www.setoshin.co.jp/
(盤駒は中山則男指導棋士六段所有のもの。駒は2組用意され、竹風師作の菱湖書の駒が選ばれた)
(盤側で検分を見守る、中山指導棋士六段、記録係の柵木幹太三段、立会人の青野照市九段、副立会人の稲葉陽八段、理事の杉本昌隆八段)