2019年8月

2019年8月 8日 (木)

取材の日、こども将棋教室には特別ゲストとして、観戦記者の諏訪景子さんが講師を務めていました。諏訪さんは第60期王位戦七番勝負第1局の観戦記を執筆されました。
また、普及活動にも尽力されています。将棋指導員の資格を持ち、大阪で自身の教室「こども将棋教室ポポ」を運営されています(2019年9月12日で営業終了予定)。その功績が認められて第44回「将棋の日」で感謝状を贈呈されました。

【スワblog】
http://swkk.air-nifty.com/blog/

Img_9216(この日の講座は飛車角で王様をいかに捕まえるか)
Img_9218(関口指導棋士五段も参加。先生の王将は簡単には捕まらない)
Img_9231(最後は将棋に関するマナークイズを考えていた)

Oui201908080101_38 継ぎ盤では以下▲6八角△5三角▲3六銀△3五歩▲4五銀△4四歩▲3四銀△同金が進行の一例として示されました。これは類型の変化も指されたことがあるそうで、後手は次に△3六歩から桂を取りにいくのが楽しみとして残ります。

Oui201908080101_39そんな中、実戦は▲3六銀と進軍しました。角を取られることを甘受した、攻め志向の一着です。

Img_2036_1400 (継ぎ盤は真剣な表情のほか、このように和やかな雰囲気も)

Img_2009_toyo01 (対局前日、関西から移動する豊島王位。すぐ後ろには記録係の服部三段)

2019080835図の局面で木村九段が21分考えて、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島1時間47分、△木村1時間17分。昼食の注文は、豊島王位が松花堂弁当、木村九段は海老ピラフと野菜のブイヨンスープとサラダ、パン。対局再開は13時30分です。
Img_9677(豊島王位が注文した松花堂弁当)
Img_9684(海老ピラフと野菜のブイヨンスープとサラダ、パン)

2019080833昼食休憩前、豊島王位は▲4五歩と突っかけました。手がモニターに映ると控室のゆっくりとした空気が一変。「封じ手まで早い展開もありえますか」との声が上がりました。
Img_9675(継ぎ盤を挟むのは、深浦九段と観戦記者の鈴木宏彦さん)