重い飛車先 昼食休憩の▲5六馬以下、△5五銀打▲6七馬△3八桂成▲3四歩△4四銀上と進みました。木村九段は5筋に銀を重ね打ち、先手の馬を押し返しましたが、△3八桂成に▲3四歩のクサビが大きな一手。△4四銀上で後手の飛車先は重くなりました。控室の谷川九段は、ここで(1)▲5六銀や(2)▲1五歩といった攻めを挙げています。 (控室の谷川九段は、先手の模様がよさそうと見ている)
対局再開の様子(2日目) (13時15分、対局室に入るとすでに木村九段が戻っていた) (しきりに「うーん」と、うめき声を発する木村九段) (羽織は畳んで横に置いている) (13時16分、豊島王位が戻る) (豊島王位の席の横には新たにチョコレートが置いてあった) (13時30分に対局再開。その後も木村九段の考慮は続いた)
2日目の昼食 2日目の昼食は、豊島王位が親子丼とサラダ、木村九段が鉄火丼を頼んでいます。 (豊島王位の昼食は、親子丼とサラダ) (見た目あざやかな、ボリュームのあるサラダ) (木村九段の昼食は、鉄火丼) (それぞれデザートに、アーモンドブランマンジェがついている)
2日目昼食休憩 12時30分、図の99手目▲5六馬の局面で木村九段の考慮が19分を記録し、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島王位5時間4分、△木村九段5時間32分。対局は13時30分に再開します。
指導将棋教室 渭水苑祥雲閣では、10時30分から武市七段と石本女流初段による「指導将棋教室」が行われています。 (30分の講座を終え、11時からは子どもたちとの指導対局) (武市三郎七段は地元・徳島市の出身) (石本さくら女流初段) (「これはいい運動になるよ」と4テーブルを走り回る武市七段)
放置 86手目△5七馬以下▲6八金寄△3九馬▲7三歩△7六歩▲7二歩成と進んでいます。控室では途中の△7六歩に(1)▲同銀△6六馬▲7七金や、先に(2)▲6四桂などが示されていましたが、豊島王位は銀取りを放置し、より過激な順に踏み込みました。 ▲7二歩成までの消費時間は▲豊島王位4時間46分、△木村九段4時間55分です。 (控室の谷川九段は「先手にとってもリスクの大きい一着」と話す)