2019年8月

2019年8月26日 (月)

谷川九段

【谷川浩司九段の展望予想】

豊島王位と木村九段は、プロも実力を認めるふたり。いままでの流れからいくと、速い展開は豊島王位のペース、長期戦になれば木村九段のペースといえる。と、これまでの対局を踏まえて展望を予想した。

乾杯

【岡本光雄・理事編集局長による乾杯の音頭】

乾杯(乾杯!)

花束贈呈
(対局者への花束贈呈)

花束贈呈
(中央左が小学生の森昇一郎くん、右が中学生の鎌田耀太朗くん)

豊島王位

【豊島将之王位のあいさつ】

皆さまこんばんは。徳島にくるのは前期の王位戦以来、1年ぶりです。渭水苑は庭がきれいな素晴らしい場所で、対局できるのを非常に楽しみにしています。王位戦はここまで至らない将棋が多く苦しい展開になっていますが、明日の第5局から立て直して、また新たに頑張っていきたいと思っています。

木村九段

【木村一基九段のあいさつ】

皆さまこんばんは。3年ぶりに徳島で対局することになりました。渭水苑といいますと庭がきれいな印象が残っております。先ほどの検分後、庭に明るい花が咲いており、「あの花はなんですか」とお尋ねしたところ、「百日紅(さるすべり)です」とお答えいただきまして、これは確か3年前にも同じことを聞いたなあ、と思い出しました。徳島対局は第5局になりますので、4回負けるとこれないわけでしたが、くることができました。きた以上は精一杯指したいと思います。


(文章:武蔵記者/写真:夏芽)

検分が終わり、18時から渭水苑祥雲閣で前夜祭が行われました。そちらの模様です。

祥雲閣

前夜祭

主催紙挨拶
【米田豊彦・徳島新聞社理事社長】

第4局を終えて、2勝2敗と振り出しに戻った。勝負はここからが面白いところ。豊島王位は谷川九段以来となる名人位を奪取し、関西の将棋ファンにとってうれしい存在。木村九段にはタイトルを獲得して中年の輝く星となってほしい。とまとめた。

清水市代常務理事
【清水市代・日本将棋連盟常務理事】

これまでの4局分の思い、技術を懸けて、両対局者は明日の対局に臨む。熱戦は必至。最後まで楽しんでほしい。と語った。


(文章:武蔵記者/写真:夏芽)

夕方、両対局者が渭水苑に到着し、対局室ならびに盤、駒の検分が行われました。

検分
(検分前の対局室。豊島王位が先に対局室に入っている)

豊島王位

木村九段
(17時23分、木村九段が少し遅れて入室)

検分
(立会人の谷川九段から用意された駒が手渡された)

豊島王位

木村九段