図は126手目△１九飛の局面。豊島棋聖が勝負勝負と攻める順を選びました。しかし、高見叡王や屋敷九段、中座七段の検討で、図から▲１八歩△１六歩▲同玉△２八銀不成に▲４一とから後手玉が詰んでいるのではないかといわれていました。手順は△２二玉▲２三金△同銀▲同香成△同玉▲２四銀△同玉▲３六桂△３三玉▲２五桂△３二玉▲４二と△同金▲２三銀（参考図）から後手玉を追い回すもの。ただ、長手数の詰みです。

菅井王位は▲１八金。「これは怪しいのでは」という空気が流れています。菅井王位はうなったり、大きく息をついたりしています。

（18時50分ごろの控室）