1日目終了 (封じ手が終わり、一礼を交わす両対局者) (駒を駒袋に戻す菅井王位) (再び一礼を交わし、1日目の終了となった) 以上で第4局1日目の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。2日目は明日9時に開始予定です。2日目もどうぞよろしくお願い致します。
封じ手の様子 18時4分、菅井王位が68手目を封じる意思を示し、対局室を出て行きました。 (封じる意思が行われ、菅井王位が退室した直後の対局室) (豊島棋聖は封じ手の記入を待つ間も、集中力を切らすことはなかった) (5分ほどで対局室に戻った菅井王位) (豊島棋聖が封じ手の入った封筒にサインを行った) (封じ手の入った封筒を深浦立会人に手渡す菅井王位)
菅井王位が68手目を封じる 1日目の18時を回り、この局面で菅井王位が68手目を封じました。封じ手に使った時間は50分。1日目の消費時間は▲豊島3時間45分、△菅井3時間42分。明日は9時から指し継がれます。
攻防の自陣角 図は17時10分すぎ、豊島棋聖が▲7七角と攻防の自陣角を放ったところです。自玉のコビンを閉ざしながら香取りを見せた手で、△4四角からと金を取られる手も消しています。先手は桂香を持てば攻めが速くなり、中田功副立会人は「厳しいように見えます」と、見解を示しました。深浦立会人は「菅井王位は粘り強いですからね。本譜も豊島棋聖に簡単には勝たせない順を選んでいる印象です」と、見解を示しました。 「朝、対局室に入室後、関係者に「よろしくお願いします」と挨拶する深浦立会人)
と金ができる 図は前述した▲5五歩と突いた局面で、実戦はここから△4五飛▲5四歩△4四角▲同角△同飛▲5三歩成(下図)と進みました。先手は竜に続いてと金を作る戦果も挙げる形で、「5三のと金に負けなし」の格言もあるところで、菅井王位の反発順が注目されます。 (17時ごろのホテル日航福岡前。台風の影響があるのだろう、木々がなびいていた)
深浦立会人と安食女流初段がAbemaTVにゲスト出演 16時すぎ、図の局面で深浦立会人と安食女流初段がAbemaTVにゲスト主演しました。図から▲2四歩を予想していた検討陣ですが、通話中に豊島棋聖が▲2四竜と出ると、深浦立会人は「えー」と発し、「驚きましたね」と続けたあと、「でもいい手ではないでしょうか」と見解を示しました。やがて、中田功副立会人が出演に加わり、▲2四竜以下△4五桂▲同歩△2三歩▲2五竜に△3四銀打で先の長い勝負と話されました。実戦は手順中の▲2五竜で▲2八竜と引き、△3四銀▲5五歩(下図)と進行しています。 (AbemaTVにゲスト出演する深浦立会人と安食女流初段) (話相手の島朗九段の弟子である、水町女流2級の扇子を広げて見せていた) (中田功副立会人も出演に加わり、コメディーチックなやり取りが交わされながらも、しっかりとした検討が行われた)