2015年7月

2015年7月 7日 (火)

定刻の9時になり、立会人の福崎九段が「定刻になりました。広瀬八段の先手で対局を始めてください」と告げました。先手番の広瀬八段はしばらくの間目を閉じ、気持ちを高めている様子でした。羽生王位もゆっくりと着手。2日制のタイトル戦らしい、緩やかな時間の流れが感じられました。

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二人が駒を並べ終え、8時54分に振り駒が行われました。記録係が上位者の羽生王位の歩を5枚取り、よく振って散らします。羽生王位の「振り歩先」、表になった歩が多ければ羽生王位の先手、表になったと金が多ければ広瀬八段の先手になります。結果はと金が4枚。広瀬八段の先手に決まりました。

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対局室には立会人が揃い、記録係の荒木三段が駒を磨いていました。まず広瀬八段が8時45分に、続いて羽生王位が8時49分に入室。対局の準備が始まりました。

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1日目のTwitter解説は神谷広志八段が担当します。日本将棋連盟モバイルのTwitterアカウントからご覧ください。

■Twitter解説■
神谷広志八段>全国一億二千万人の将棋ファンの皆様おはようございます。いよいよ王位戦の開幕ですね。本日は私神谷が解説を務めさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。戦型予想なのですが振り駒にかかわらず広瀬八段の四間飛車穴熊と願望のみで予想いたします。戦型予想、見てみたい戦型は先ほど書いた四間飛車穴熊です。ほかはありません。シリーズ展望としては互いに勝ったり負けたりで最後までもつれそうな気がします。今日は天気が今一で織姫と彦星の逢瀬は微妙ですが、広瀬さんにとって羽生さんと戦うタイトル戦は4年ぶり。さぞや楽しみにしていたことでしょう。

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■神谷広志八段プロフィール
棋士番号 149
生年月日 1961年4月21日
出身地 静岡県浜松市
師匠 (故)廣津久雄九段
昇段履歴
1975年 5級
1978年 初段
1981年3月18日 四段
1984年4月1日 五段
1989年3月17日 六段
1997年12月12日 七段
2014年5月1日 八段