――△3五歩(22手目)に▲3六歩と反発されたのですが、分かれはいかがでしたか?
藤井「難しいですよね。難しいですが、銀交換になって自分だけ(銀を)持てているので、さばけたのかと思ったのですが、そうですねぇ……。封じ手の局面が手が広すぎて、△3六歩と無難な手を選んでしまったのですが、封じ手の場面は難しかったですね。今日の指し手の△3七歩成(42手目)ではなく△2八角成でしたね。ただあの遊び銀を取るなら飛車を残した方がと思ってしまったんですね。△3七歩成が良くなかったですね。進んでみると△2八角成の方が良かったです」
最後も2度目の△6九銀(58手目)から、かなり迫っていましたが。
「ちょっと駒損が響く展開になってしまったので自信はなかったです」
(吟)