(棋士による対局の見どころ紹介)
(立会人 村山慈明七段)
「ここまでの2戦は里見女流名人が力を見せて2勝0敗ですが、谷口女流三段は一局ごとに内容がよくなっています。特に第2局は谷口さんが後手番でしたが、積極的に序盤から襲いかかるような将棋で、非常に持ち味が出ていたと思います。谷口女流三段も負けてしまいましたが、手応えをつかんだのではないかと思っています」
(日本将棋連盟理事 斎田晴子女流五段)
「昨年の6月に日本将棋連盟の非常勤理事を任命されまして、お伺いさせていただいております。戦型は谷口女流三段の先手番なので、相振り飛車かなと思っております。2人とも相振り飛車がじょうずで強いので、熱戦を楽しみにしております」
(大盤解説聞き手 石本さくら女流初段)
「里見女流名人は私を含め、女流棋士皆が目標としている存在だと思います。挑戦者の谷口女流三段は私の姉弟子で、将棋も強くて人柄も明るく、素敵な方だなと思っております。個人的には姉弟子でもありますし(場内拍手)、単純に憧れの先輩2人の将棋をもっと見たいので、第3局は両者の持ち味の出た好局を期待しております」
(記録係 藤井奈々女流1級)
「私は記録係の立場で来させていただいたので、目の前で熱戦を繰り広げられる2人の対局をじっと見て勉強させていただきたいと思っております」
(中締め挨拶 久本利幸・湯原観光協会副会長)
「明日は大熱戦になること、皆さんが熱戦を熱く盛り上げられるようにと祈念します」
(あいさつ書き起こし=飛龍記者)
(翔)
(歓談ののち、改めて対局者が紹介された)
(里見香奈女流名人)
「私はここ湯原で対局はもう7、8回来させていただいています。池田実行委員長をはじめ、湯原の皆様には本当に暖かくいつもお出迎えいただきまして、ありがとうございます。明日の対局は自分の力を出しきれるように一生懸命頑張りたいと思います」
(谷口由紀女流三段)
「私はこちら湯原には2016年の2月以来、4年ぶりになります。ちょうど女流名人戦のときで、同時に第1回あったまるオープンが開催されておりました。それ以前にもこちらには大盤解説会の聞き手や記録係、こども合宿も開かれていまして、片手には収まらないほど、この菊之湯さんにはお邪魔させていただいています。そんな思い出深い場所で、記録係のときに対局者として来たいなと思っておりました。その思いがかない、こちらに来ることができて非常にうれしく思っております。スコアは0勝2敗と追い込まれていますが、明日は自分の持っている力を精一杯出しきりまして、五番勝負を盛り上がれるように頑張りたいと思います」
(真庭市立勝山小学校の児童から、花束贈呈)
(記念撮影)
(実行委員会から記念品贈呈)
(両対局者から池田・実行委員長へ色紙贈呈)
このあと、両対局者は一足先に前夜祭会場から退場しました。
(あいさつ書き起こし=飛龍記者)
(翔)
(真庭市の方を中心に、多くの方が前夜祭に訪れた)
(来賓紹介)
(来賓挨拶 河野慶治・岡山県議会議員)
「今日はしっかりとお湯につかっていただいて、明日の皆さんの応援で、素晴らしい思い出に残る対局が開かれますことを心からお祈りを申し上げます」
(来賓挨拶 大熊昭・真庭市湯原振興局長)
「年末から暖冬で、もう今年は雪が降らないのかなと心配しておりましたが、2月に入って雪が降り、露天風呂の砂湯周りも雪化粧でいい雰囲気になっております」
(乾杯の発声 柿本健治・実行委員会顧問/真庭市議会議員)
「全力を尽くして戦っていただいて、記憶に残る第46期女流名人戦になればいいなと心から願っております」
(あいさつ書き起こし=飛龍記者)
(翔)
19時より、「湯原国際観光ホテル 菊乃湯」で前夜祭が行われました。
(前夜祭会場)
(池田博昭・女流名人戦湯原対局実行委員会委員長による開会宣言)
「女流名人戦の湯原対局は今年で10年目を迎えることができました。お2人とも湯原には大変ゆかりがありまして、地域の皆も応援をしております」
(両対局者が入場)
(丸山伸一・報知新聞社代表取締役社長)
「女流棋界を盛り上げようと1974年にスタートした本棋戦、おかげさまで46期を迎えることができました。明日の対局も手に汗握る熱い戦いになることと期待しております」
(斎田晴子・公益社団法人日本将棋連盟理事)
「最近、五番勝負が早く決着することが多く続きまして、こちらにお伺いするのは3年ぶりとなりました。この真庭市の美しい雪景色に負けないような、美しい盤上の戦いを期待したいと思います」
(関係者紹介)
左から
里見香奈女流名人
谷口由紀女流三段(挑戦者)
村山慈明七段(立会人・大盤解説)
石本さくら女流初段(大盤解説聞き手)
藤井奈々女流1級(記録係)
(あいさつ書き起こし=飛龍記者)
(翔)