2019年2月10日 (日)

耐える後手

540210_070依然として先手よしの評判ですが、「後手も粘りが利きそうな雰囲気が出てきた」と井出四段は解説しています。自陣中央に置いた竜が、先手の攻めを止めるストッパーになるでしょうか。図の局面で先手は▲4一飛成や▲1八角が有力と見られています。


Dsc_4033 (昼食休憩明けの里見女流名人)

(牛蒡)

大事な一局

540210_059分岐点といわれた局面から▲5四歩△6二銀▲4四角△2九竜▲4三歩で図。▲4四角は寄せの段階になれば▲6二角成も視野に入りますが、現状は△3五歩を消した意味の手のようです。控室では「▲4四角に伊藤女流二段の慎重さを感じる」という声がありました。0勝2敗と追い込まれた伊藤女流二段は負けられない戦いです。


A4152 (控室では若手女流棋士が継ぎ盤を挟む)

A4156 (礒谷女流初段)

A4160 (小高女流2級)

A4163 (後手に角を渡しても先手玉は詰まない可能性が高いが、踏み込むのは怖い)

A4171 (解説会場に佐藤康九段が登場。会長の解説を聞ける貴重な機会だ)

(牛蒡)

分岐点

540210_054控室の評判は先手優勢。図で先手は攻めも受けも有力です。受けるなら▲4八歩がひとつ。▲3四とで△3五歩を消すのも有力。▲5四歩の攻め合いは、先手だけ端歩を突いているのが大きそうです。伊藤女流二段は方針を決めるべく時間を投入しています。

控室には大庭美樹女流初段と礒谷真帆女流初段が来訪。大庭美夏女流初段も会場を訪れているようです。礒谷女流初段は千葉県習志野市出身です。


A4121 (礒谷女流初段=左と大庭美樹女流初段)

(牛蒡)

関根名人記念館

関根名人記念館には、関根名人ゆかりの品や将棋関連の書籍が展示されています。

A3965_2 (入り口のパネルは大正6年の写真。左が関根、右が阪田三吉)

A3966 (将棋マガジン創刊号の表紙は中原誠十六世名人だった)

A3969 (最近の書籍も増えている。『ナリキン』は野月八段が監修した)

(牛蒡)

午後のおやつ

午後のおやつは、伊藤女流二段がフェスティバルとアイスカフェオレ、里見女流名人がカフェオレ。こちらも「お菓子の家 アンドール」のケーキです。

A4103

A4112
(牛蒡)

大盤解説会

現地では13時から大盤解説会が始まりました。再開後に指された▲3六角に対して、「後手は普通の手では悪くなる。工夫した手が必要」と井出四段は解説しています。

A4063 (井出四段)

A4066 (宮宗女流二段)

A4052

A4086 (物販コーナーが設けられている。こちらは地酒の「せきやど正宗」)

A4095 (第45期の記念の手ぬぐい)

(牛蒡)

先手有利の声

0210_048_2昼食休憩の局面では、先手やや有利と西田四段は判定しています。井出四段も先手持ちの見解で、その理由として、駒得、と金、9六歩の3点を挙げています。「後手の攻めが受かれば先手勝ち。受けきれるかどうかです」と井出四段。


Aa3832 (初手を指す伊藤女流二段)

(牛蒡)

対局再開

A3992_2 (伊藤女流二段は再開後もしばらく考えていた)

A4040 (手番ではない里見女流名人も難しい局面に考え込む)

A4028

Dsc_4042 (地元のファンが対局再開を見守った)

(牛蒡)

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