岡田美術館杯女流名人戦中継ブログ

野田市市民会館の庭園は国登録記念物です。（銀杏）（野田市市民会館の庭園）

（茶室の「松樹庵」）

対局場の野田市市民会館（茂木佐平治邸）や大盤解説会が開かれている興風会館などは、2007年に「野田市の醸造関連遺産」として近代化産業遺産と認定されています。（銀杏）

【近代化産業遺産】
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/kindaikasangyoisan/index.html

（野田市市民会館の玄関に有形文化財や近代化産業遺産のプレートが掲げられていた）

（興風会館。茂木家や高梨家が設立した興風会によって、昭和4年（1929）に建築された。国登録有形文化財にも指定されている）

（桜が咲いている）

（興風会館からすぐのところにある千秋社の社屋。もともとは野田商誘銀行の社屋だった。こちらも近代化産業遺産に認定されている）

13時になり、対局場から徒歩数分のところにある「興風会館」で現地大盤解説会が開かれました。梶浦宏孝七段と脇田菜々子女流初段が担当しています。（銀杏）

（解説会の様子）

（解説を務める梶浦宏孝七段。「△７二玉（54手目）が感じのいい手です。強く戦えるようになりました」）

（脇田菜々子女流初段）

13時になり、対局が再開されました。

（集中を高める福間女流名人）

（西山女流三冠は12時10分ごろまで対局室で考え、12時40分ごろに対局室に戻っていた。対局が再開されると55手目▲２五歩を指した）

（福間女流名人は55手目▲２五歩が読み筋だったようで、すぐに△３四飛とかわした）

（銀杏）

（西山女流三冠の昼食。「本日のお刺身」、「銀鱈の西京焼き」）

（福間女流名人の昼食。「黒毛和牛サーロインステーキ」、「本日のお刺身」）

（銀杏）

（対局室の床の間に雛人形が飾られている）

（昼食休憩時の盤面）

（本局で使用されている駒は鷹山師作の関根名人書。関根十三世名人は野田市出身だ）

（銀杏）

図の54手目△７二玉に西山女流三冠が11分使って昼食休憩に入りました。▲西山１時間８分、△福間57分。対局は13時再開です。
対局者の昼食は、西山女流三冠が「本日のお刺身」、「銀鱈の西京焼き」。福間女流名人は「黒毛和牛サーロインステーキ」、「本日のお刺身」でした。
（銀杏）

図は51手目▲２六歩の局面。直前に福間女流名人が△２五歩と打って▲２六銀に備えたにもかかわらず、西山女流三冠は自分の玉の近くから動きました。流れが激しくなれば６二玉型で未完成な後手玉の囲いや５四銀の浮き駒など弱点が目立つと判断しているのでしょうか。ただし、戦場の近くに玉がいるため流れ弾に当たらないよう注意がいります。（銀杏）

（２連敗スタートであとのない西山女流三冠だが、持ち味の積極性は変わらず）