現地大盤解説会は無料で当日受付です。
日時:1月21日(日)13:30開始(13時開場)
会場:出雲文化伝承館「縁結び交流館」
解説:山崎隆之八段
聞き手:村田智穂女流二段
料金:無料(1枚で1名のみの入場整理券が必要、当日11:30から縁結び交流館で配布)
定員:195名
【岡田美術館杯第50期女流名人戦五番勝負第2局 前夜祭・大盤解説会のお知らせ】
https://www.shogi.or.jp/event/2023/12/502.html
また、大盤解説会の模様は出雲市YouTube公式チャンネルで無料生配信します。
以上で今夜のブログ更新を終了します。明日の対局をお楽しみに。
(飛龍)
両対局者の退場後、関係棋士、女流棋士が紹介されました。(関係棋士、女流棋士登壇)
(記録係を務める榊菜吟女流2級。降壇前にいきなり「一言」と振られた)
「島根県は初めてで前から楽しみにしてきました。対局は記録係として近くで観戦させていただくせっかくの機会ですので、勉強をしっかりしたいと思います」
榊女流2級は降壇して席に戻り、残る3人で対局の見どころ紹介が行われました。
(立会人の東和男八段)
「この二人の対局は面白いですね。指し手や戦法が独創的で、魂と魂のぶつかり合いみたいで二人の世界が盤上にあります。皆さんも魅了されると思います。戦型は、相振り飛車ですかね……」
(現地大盤解説会解説の山崎隆之八段)
「お二方とも振り飛車党のはずなのですが、最近、福間香奈さん?(言い慣れない)は居飛車も指されるので、戦型予想がちょっと難しくなっています」
(同じく聞き手の村田智穂女流二段)
「第1局は福間さんが居飛車だったんですよね」
山崎:第2局は福間さんが先手番なので、ストレートに自分の得意戦法の振り飛車にして、相振り飛車になるんじゃないかなとは思います。西山さんは後手番ながらも何か作戦を練って、何とか1勝1敗の五分に戻そうとするんじゃないですかね。
村田:先ほどの挨拶でも「1週間と短いスパンですけど、準備してきました」みたいなお話もありました。
東:いま男性棋戦のほうは相掛かりとか角換わりとかデータが基本になっていますよね。過去の将棋や昨日指された将棋も全部研究して、それを実戦に生かそうとしますが、二人の戦いはそんな感じではないですよね。
村田:予想がしづらい?
山崎:そうですね。里見さん、特に里見香奈挑戦者が、あ、福間香奈挑戦者が、最近は序盤が意欲的で力戦志向というか。
山崎:昔は「出雲のイナズマ」と呼ばれる攻め将棋だったのですが、いろいろな挑戦を重ねて中盤の手厚さはビックリするくらい強いなという感じですね。西山さんは終盤力は男性棋士から見てトップレベル、皆が強いと言っています。
村田:決断力もいいんですよね。
山崎:決断力もいいです。いつも感想戦を聞いていたら頭の回転が速い。これからトップに登り詰める若手の人たちが話している感想戦の速さですね。初めて聞いたときは衝撃的でした。
主催者に続いて両対局者が挨拶に立ちました。
(西山朋佳女流名人)
「第1局から1週間という大変短いスパンではありましたが、自分なりに調整してきたつもりではございますので、明日は皆さまに楽しんでいただけるような将棋を指せるように頑張りたいと思います」
(挑戦者・福間香奈女流四冠)
「この出雲にまた、対局者として帰ってこられて幸せに思っております。明日は自分の力をすべて出しきれるように、頑張りたいと思います。出雲の皆さまには、いつも温かいご声援をいただきまして、本当にありがとうございます」
(書き起こし:武蔵)
(続いて花束贈呈。湖陵小6年の森山颯太さんが西山女流名人に)
(4人で記念撮影に収まる)
両少年は昨年7月に行われた、第12回里見香奈杯争奪出雲弥生の森ジュニア将棋大会入賞者として選ばれました。
18時30分からニューウェルシティ出雲「牡丹」の間で前夜祭が行われました。
(両者はいったん登壇し、それぞれの席に着いた)
両対局者が入場すると、主催者の代表が次々に挨拶に立ちました。
(依田裕彦・報知新聞社代表取締役社長)
「西山女流名人が巻き返して星を五分に戻すのか。あるいは地元の声援を追い風に、福間女流四冠がタイトル奪還に迫るのか。明日の対局は、今後の行方を占う重要なものになります。女流名人戦の歴史に深く刻まれるような名勝負を、期待したいと思います」
(脇謙二・公益社団法人日本将棋連盟専務理事)
「二人の番勝負はこれまで14回で、7勝7敗とまったくの五分。対局数も60局を超え、近い将来には100局、150局とどんどん増えていくことを期待しています」
(飯塚俊之・出雲市長)
「出雲市はスポーツは出雲駅伝、芸術文化は女流名人戦と、出雲というブランドを大きく発信していただき、感謝しております」
(書き起こし:武蔵)
(飛龍)