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2017年1月

2017年1月22日 (日)

後手優勢

49図は15時20分頃の局面。
大盤解説の合間に控室に戻ってきた畠山鎮七段は「後手優勢」とはっきり評しています。Twitter解説の石田四段も少し前から後手有利と評価。ただ、後手玉も危険な形をしているため、予断は許しません。上田女流三段がこのまま決められるかどうか。勝負は佳境に入っています。

(八雲)

出雲文化伝承館

対局が行われている出雲文化伝承館は、出雲地方の伝統や歴史、文化などを伝える場として1991年に開館しました。

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敷地内には、お抹茶とお菓子を楽しめる数寄屋造りの茶室「松籟亭(しょうらいてい)」や、美術工芸品を展示する展示室、出雲市指定文化財の出雲屋敷(旧江角邸)と出雲流庭園、千利休が建立し、松江藩七代藩主・松平治郷(不昧公)によって伝えられた茶室「独楽庵(どくらくあん)」(復元)、出雲地方の伝統工芸を紹介し、陶芸体験もできる「出雲文化工房」などの施設があり、出雲地方を奥深く探求することができます。

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Img_1134出雲屋敷。

Img_1133 現在は1月14日(土)から2月26日(日)まで、出雲市ゆかりの偉人を紹介する「出雲偉人伝」が開催されています。

Img_1131 松籟亭。

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Img_1262 出雲流庭園。

(八雲)

先手が忙しい展開

36図は14時40分頃の局面。
駒損の先手が攻めていますが、続くかどうか難しいところ。控室では先手が忙しい展開で、自信がないと見られています。△5四香までの消費時間は▲里見1時間53分、△上田2時間22分。

(八雲)

地元の名産品

Img_1276山陰名産ののどぐろを使ったせんべい。のどぐろは以前から高級魚として知られているが、島根県松江市出身のテニスプレイヤー錦織圭選手がのどぐろを好物と発言してから、さらに価格が上昇したという。

Img_1280村田女流二段が持つのは、出雲市の旭日酒造の純米大吟醸酒。午前中の空いた時間に、酒蔵を案内してもらったという。

(八雲)

午後のおやつ

14時を回り、対局者におやつが運ばれました。

Img_1274出雲産のイチゴをふんだんに使った、フランス菓子(バタークリームベースのフランス菓子版ショートーケーキ)と紅茶が両者に用意された。

現地大盤解説会始まる

13時半を回り、現地では大盤解説会が始まりました。

Img_1236現地は凍えるような寒さだが、開始時から多くの方が集まっている。

Img_1237解説は畠山鎮七段と村田智穂女流二段。

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(八雲)

対局再開

13時を回り、対局が再開されました。

Img_1205報道陣が入室した再開10分前には両者盤の前で考えていた。

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Img_1219手番の上田女流三段は再開後も動かず。報道陣退出後の13時7分頃に△2九馬を着手した。

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(八雲)

本局の使用駒

本局の使用駒は棋楽作・錦旗書。
関西駒の会の小林土満(こばやし ひじまろ)さんが所有する駒です。

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(八雲)

対局者の昼食

対局者の昼食は里見女流名人が「山かけとろろそば」、上田女流三段が「天ぷらそば」。ともに茶碗蒸しつきです。

Img_1184山かけとろろそば。

Img_1180天ぷらそば。

Img_1187昼食休憩時の対局室。

(八雲)

昼食休憩

Photo 女流名人戦第2局は、図の局面で上田女流三段が15分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲里見1時19分。△上田1時間24分。対局は13時に再開されます。

(潤)

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