第66期王将戦七番勝負第1局 Feed

2017年1月 9日 (月)

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【久保九段先勝 郷田王将を追い込んだ“鬼手”9五角 王将戦― スポニチ Sponichi Annex 社会】

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/01/10/kiji/20170109s00042000262000c.html

【久保利明九段 ゴキゲン中飛車で先勝→ゴキゲン茶娘に― スポニチ Sponichi Annex 社会】

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/01/11/kiji/20170111s00042000022000c.html

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――本局はゴキゲン中飛車でしたが、後手番になったらこれを、と決めていたのでしょうか。
久保 そうですね。
――以前に▲6五角と打つ将棋がはやったのですが、久しぶりに指されたという感じでしたか。
久保 思い出しながらやっていました。
――封じ手のあたりではどのように感じていたでしょうか。
久保 本譜でいけたらという感じでしたが、わからなかったですね。こちらも形があまりよくないので、妥協しているとどんどん悪くなってしまうので。
――2日目の昼食休憩のあたりでは、千日手かもしれないといわれていたのですが。
久保 考えました。千日手か本譜かで迷ったんですが……。
――△4四角でいけると?
久保 いやー、いけるかどうかはわからなかったです。△4四角もあとで千日手の変化があるので、やってみないとわからなかったです。
――よくなったと思われたのは。
久保 最後、玉がひとつ早逃げできる変化があって、残しているかなと思いながらやっていました。
――ここでこう指されたら、というのはありますか。
久保 いやー、たくさんありすぎて、調べてみないとわからないです。
――先勝ですが、第2局以降に向けて。
久保 次もしっかり準備して頑張りたいと思います。

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――本局の▲6五角は予定でしたか。
郷田 そうですね。経験のある手だったのでやってみましたが、よくわからなかったです。
――本譜は▲2二歩から動きましたが。
郷田 特に成算はありませんでしたが、単に跳ねる(▲3七桂)では自信がなかったので。しょうがないと思っていきました。
――封じ手の△4四銀は予想されていたでしょうか。
郷田 どちらかわからなかったです。△5四飛もあるので。△4四銀は強い手なので、どっちなのか……。どちらも難しいと思っていました。
――そのあと千日手の筋もありましたが、千日手にするつもりでしたか。
郷田 いや、(△5一飛と)合わせれば、成っちゃう(▲6四飛成)つもりでした。△4四角のあとに千日手になるならしてしまいたかったですが……。本譜は△9五角が厳しかったですね。はっきりしないかなと思っていたんですが、攻めが筋に入ってしまったですか。
――ここでこう指していれば、というのは。
郷田 ▲5八金右のところで▲8六歩と突く手も考えたんですけど、△同角と取られたあとが……。そこでどうやるべきかわからなかったので指せなかったですね。
――第2局以降に向けて。
郷田 また改めて頑張りたいと思います。

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王将戦七番勝負第1局は、86手までで久保九段が制しました。終局時刻は18時31分。消費時間は▲郷田7時間58分、△久保7時間41分。七番勝負第2局は、1月23日(月)と24日(火)に兵庫県尼崎市「都ホテルニューアルカイック」で指されます。

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久保九段は検討されていた△8八飛成ではなく、△5七歩成(66手目)から迫りました。▲同銀に△7七銀▲同桂△同角成▲同玉△6五桂(A図)と迫る狙いと見られています。

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A図で▲6六玉は△8八飛成、▲6八玉は△8八馬から寄りそうです。Twitter解説の広瀬八段は▲8六玉と上がる手を示しました。以下△8八馬▲同金△同飛成で受けなしのようですが、そこで▲6三角(B図)が攻防手。

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B図の▲6三角は△7七竜▲7五玉に△7四金を受けつつ、後手玉に▲7二角成からの詰みを見て詰めろ逃れの詰めろになっています。どちらが勝っているのでしょうか。

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青野九段と神谷八段はA図で▲8六玉には△8八飛成(C図)と飛車から入る変化を調べました。以下▲同金△同馬▲6三角は、馬を残したことで、△7七馬▲7五玉△7四歩▲同角成△8四金▲6四玉△7四金▲5四玉△4四馬という筋があって後手が勝ちそうです。そこでC図で▲6三銀と打ってどうか、という順を検討中です。
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18時10分追記:検討が進むと、B図で△9二玉!があって後手勝ち筋とわかりました。先手は▲7二角成とすると△7七竜から詰んでしまうので、後手玉にうまく迫れません。

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久保九段は△9五角(64手目)と端に角を打ちました。△4四角など、攻防に利く位置に目がいきそうなところだけに意表を突きます。狙いは△6八銀で、先手は放っておくと受けがなくなるので▲5八金右と数を足すのが自然です。そこでさらに後手が△5七銀と絡んだときにどうなっているのか。先手は歩以外の持ち駒があれば簡単に角筋を遮断できるのですが、現状はないものねだり。後手玉は意外に耐久力のある形で、多少の駒なら渡して寄せに出ることができます。
Twitter解説の広瀬章人八段は「▲5八金右に後手は攻めることになりそうですが、(1)△5七銀には▲同銀△同歩成▲6二銀(A図)と踏み込む手がありそうです。以下△同銀▲同との局面は先手玉も危険ですがギリギリ詰まないと思います。ただ▲5八金右には(2)△8八飛成▲同金△9八銀(B図)という攻めがあるかもしれません。持ち駒が少ないので次の△8九銀不成が受けづらいです。後手玉は飛と銀2枚までは渡せる状態なので一気に寄せきりたいところです」と話しています。

A図の後手玉は▲7一銀不成からの詰めろ。と金を残すところがポイントです。B図はここに至るまでの△8八飛成がハッとする手段。B図の先手玉は△8九銀不成からの詰めろで、▲9八同金は△7七銀▲7九玉△9八馬で寄り形です。以下▲7七桂△同角成で先手の持ち駒は飛銀銀歩になりますが、広瀬八段の「飛と銀2枚までは渡せる」という言葉どおり、後手玉が詰みません。

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掛川花鳥園は掛川城から南に1キロほどのところにある「花と鳥とのふれあいが楽しめるテーマパーク」。色とりどりの花や、さまざまな鳥を見ることができるほか、中央のイベントスペースではペンギンとの記念撮影、フクロウを手に乗せる、バードショーなどのイベントが随時行われています。今年は酉年ということで、お正月には地元のテレビ局に取り上げられていました。今日は3連休の最終日ということもあり、園内は多くの来園者でにぎわっていました。

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【トランプ氏にそっくりな鳥が話題 性格は引っ込み思案ですが…― スポニチ Sponichi Annex 社会】

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/01/03/kiji/20170102s00042000187000c.html

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