2016年9月26日 (月)

激しい流れにしたい後手、収めたい先手

038図の局面で羽生王位が考えています。松尾八段に局面のポイントを聞きました。

「後手は激しい展開にしたい。先手はゆっくりとした流れにして歩得を生かしたい。当面は△7五飛を巡る攻防がポイントになりそうです。(1)▲2五飛で局面が収まればいいのですが、(当たりが強くなるので)危ない面もあります。(2)▲7四歩で△6五桂を呼び込む順も考えられます。桂を後手の負担にできるかどうか。(3)▲3三角成△同桂は、そこでよい手があればいいのですが、しっくりした手がまだ見つかっていません」(松尾八段)

時刻は17時を過ぎました。封じ手時刻は18時です。田中寅九段に封じ手までの手数予想を聞いたところ、「あと0手(=現局面で封じ手)から3手くらいではないでしょうか」とのことでした。

A424 (封じ手を収める封筒はすでに用意されている)