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将棋会館向かいの鳩森八幡神社。先週末に盆踊りが開催されて飾りがまだ残っている。
(八雲)
永瀬九段は12時22分に戻って考えていた。
羽生九段は再開の1分前に入室。
対局再開が告げられた。
昼食休憩中の対局室(下座側から)。
昼食休憩時の盤面(手前が先手)。(八雲)
12時、図の局面で永瀬九段が21分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲羽生1時間42分、△永瀬1時間ん17分。昼食の注文は、羽生九段が「ミートソースドリア」(LAITIER)、永瀬九段が「キーマカレー、ラッシー」(rico curry)。対局は12時40分に再開します。
ミートソースドリア。
キーマカレー、ラッシー。(八雲)
図は11時38分の局面。控室では▲3六飛△4四金▲5五歩が予想され、まだゆっくりした展開が続くと見られていました。しかし、羽生九段の選択は▲7五歩。積極的に戦おうとする手で「これは決断の一手ですね」と野月八段。午前中から緊迫感の漂う局面に入りました。
羽生九段が積極的な動きを見せた。(八雲)
本局は東京・将棋会館で18時40分から大盤解説会が開催されます。解説は鈴木大介九段と渡辺和史七段です。◆詳細は下記リンク(日本将棋連盟HP)をご覧ください。https://www.shogi.or.jp/event/2024/07/72_12.html◆チケット販売は下記。https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0222u5f23av31.html(八雲)
時刻は11時を回りました。図の△5四金は角道を通して攻め味を見せた意味があります。先手は相手が動いて来る前に動いていくのか、あるいは相手の動きに備えて待つのか、作戦の分岐点となる局面です。
永瀬九段が攻め味を見せた。(八雲)
図は10時15分頃の局面。▲4六歩で前例を離れ、未知の局面に入りました。前例局は▲羽生-△屋敷伸之九段戦(2023年9月、順位戦B1)で、羽生九段は▲7九金△5二玉▲4六歩と指していました。本局は▲7九金を省略する工夫を見せています。「実戦例はなくても、研究会などでは指されている局面だと思います。後手も△4四金(34手目)と指す以上は、この局面は想定内だと思いますが、この辺りから一手一手が難しい局面です」(野月八段)
羽生九段は自身の前例から手を変えて来た。(八雲)
9時45分頃、羽生九段が急戦で仕掛けました。
上図から数手進んで53分頃の局面。「いきなり激しい戦いになる急戦ではなく、図から▲3六飛に△4四金と上がって銀の退路を作ることになります。そこからは再び駒組みに戻る展開で、じっくりした流れになりそうです」(野月浩貴八段)
主催紙の観戦記を担当する野月八段が検討している。(八雲)
羽生九段の振り歩先で行われた振り駒は「歩」が3枚。先手番は羽生九段に決まった。
羽生九段の初手は▲7六歩。
永瀬九段は△3四歩と応じた。
3手目は▲2六歩。このあと永瀬九段が△4四歩と角道を止めた手を見て、羽生九段はウンウンと数度うなづいていた。
9時17分の局面。永瀬九段が△4三銀と雁木に組んだところで羽生九段が時間を使っています。(八雲)