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第66期王座戦五番勝負第5局

2018年10月30日 (火)

16時50分ごろの控室

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Dsc_5291(高群佐知子女流四段、塚田恵梨花女流1級が来訪。塚田九段の後ろで検討を見守る)

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斎藤七段が1時間超えの長考

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△8二飛に対し、斎藤七段は1時間9分の考慮で▲2四歩。まもなく、本格的な戦いが始まりそうです。

Dsc_5286(控室のモニタより、▲2四歩が指される直前の対局室)

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常磐ホテルの庭園(1)

常磐ホテルには松を基調とした情緒豊かな日本庭園があり、約3000坪の広さを誇ります。アメリカの日本庭園情報誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」で2012年と2013年に3位にランクインしています。
庭園内には皇室も宿泊された離れ客室があり、昭和天皇は「貴松亭」と「松風」にご宿泊されました。
対局に使われている部屋は、九重。対局室からは庭園を眺めることができますが、本日はすだれが下ろされています。

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Dsc_5113(作家の井伏鱒二、ゆかりのケヤキ。樹齢は70年ほどで、対円のほぼ中央に位置する。井伏は昼からケヤキの下でワインを楽しんだという)

Dsc_5084(塚田九段、飯島七段、中村真女流三段は午前中に庭園を散歩していた)

Dsc_5123(将棋愛好家としても知られた山口瞳は、カリンを愛した。写真のカリンは、小説「花梨の庭」にも登場している)

Dsc_5126(カリンの実)

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慎重な中村王座

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▲5五銀左に対し、中村王座は昼食休憩を挟み1時間5分の考慮で△6四歩と指しました。

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▲6九飛の飛車回りに、△6五桂は57分。

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▲4五角に、△8二飛は50分でした。

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中村王座は3手連続で慎重に時間を使い、△8二飛までの消費時間は▲斎藤1時間42分、△中村3時間35分。残り時間に差がついています。
斎藤七段の▲4五角は決断の一手で、▲6三角成から猛攻しようとしています。中村王座は斎藤七段の攻めをしのぎ、反撃のチャンスを狙う展開になりそうです。

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現地大盤解説会が始まる

15時、現地では大盤解説会が始まっています。開始前から列ができ、現時点で参加者は90名を超えています。

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Dsc_5281(行方八段。中村王座とは研究会をしているという)

Dsc_5279(中村真女流三段)

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15時過ぎの控室

Dsc_5268(15時過ぎの控室)

Dsc_5270(山梨県在住の山田久美女流四段が来訪した)

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15時のおやつ

15時、おやつが出されました。斎藤七段は「フルーツ盛り合わせ」、中村王座は「苺ショート」、「抹茶」、「ホットコーヒー」です。

Dsc_5258(ブドウは山梨特産の甲斐路)Dsc_5254(中村王座の苺ショートは、常磐ホテルと同じく創業89年の早川ベーカリー製)

※対局者とは別に注文したものを撮影しました。

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14時15分ごろの控室

Dsc_5241(14時15分ごろの控室)

Dsc_5242(先崎学九段と田中悠一五段が来訪した。先崎九段は中村王座の兄弟子)

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常磐ホテル

対局場の湯村温泉・常磐ホテルは昭和4年に創業しました。これまでに昭和天皇、今上天皇を始め、多くの皇室の方々が宿泊されています。
湯村温泉は1200年前に弘法大師が開湯し、信玄公のかくし湯の筆頭として有名です。

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Dsc_5085_2(ロビーからは庭園が見える)

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鈴木大介九段が来訪

鈴木大介九段が控室に来訪しました。早速、色紙に揮毫し、検討に参加しています。
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