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第63期王座戦五番勝負第4局

2015年10月 6日 (火)

激しい戦い

20151006asatouhabu47局面は激しさを増しています。いまは▲4四角と銀を取ったところですが、△4四同金の他に△3七歩成もあります。先手は桂がさばけていること、囲いがしっかりしているのがポイント。後手はなにか代償を得る必要があります。

(紋蛇)

大盤解説会

15時から大盤解説会が始まっています。現在は村山七段と中村桃女流初段の解説会です。

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Dsc_2409 (村山七段)

Dsc_2413 (中村桃女流初段)

(紋蛇)

泉パークタウン

仙台ロイヤルパークホテルは泉パークタウン内にあります。泉パークタウンは1998年に「都市景観100選」(国土交通省・都市景観大賞審査委員会)にも選ばれた街で、タウン内には図書館やアウトレットなど様々な施設があります。

Dsc_2365_2 (通りはイチョウ並木)

Dsc_2367 (ホテルの近くにはアウトレットが並ぶ)

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Dsc_2378 (乗馬クラブへ)

Dsc_2382 (あいにく今日はお休み。奥の銀色の建物は宮城県図書館)

Dsc_2368 (歩道橋から仙台大観音が見えた)

Dsc_2372 (高さは100メートル。非常に大きい)

(紋蛇)

午後のおやつ

Dsc_2393 (羽生王座のプリン・ア・ラ・モードとホットレモンティ)

Dsc_2401 (佐藤八段のプリン・ア・ラ・モードとジンジャーエール)

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※対局者とは別に注文したものを撮影しました。

(紋蛇)

中盤戦へ

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佐藤八段は▲4五歩から▲5六銀、羽生王座も△3五歩から△3六歩と強気な指し回し。局面が急に激しくなりました。後手陣は薄いですが、7筋方面に玉を逃がすこともできるので簡単に寄るわけではありません。
(銀杏)



20151006_murayama1(丁寧に戦況を解説する村山七段)

対局再開

Dsc_2350 (佐藤八段は再開間際に戻ってきた)

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Dsc_2363 (上座は空席のまま。羽生王座は少ししてから戻った)

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昼食休憩時の対局室

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Dsc_2337 (佐藤八段の信玄袋は羽織と同じ生地。ANN DEMEULEMEESTERは洋服のお気に入りブランド)

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昼食注文

Dsc_2310 (羽生王座のシーフードピラフとジンジャーエール)

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 (佐藤八段の仙台牛のハンバーグとアップルジュース)

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※対局者とは別に注文したものを撮影しました。

(紋蛇)

昼食休憩

12時、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲佐藤1時間13分、△羽生1時間27分。対局は13時に再開されます。

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佐藤八段の和服

佐藤八段の和服を担当した白瀧呉服店の方に、第4局の和服を解説していただきました。なお、将棋世界10月号に掲載されている佐藤天彦八段インタビューのノーカット版がマイナビ将棋情報局でご覧になれます。そちらもご覧ください。

【ノーカット版】第63期王座戦挑戦者 佐藤天彦八段インタビュー「自信と期待の五番勝負」

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着物は第1、2局と同じです。裏地は唐草で、ちょっとした所作でご覧になれるかもしれません。

今回は羽織がポイントですね。作られた着物の中で、一番のこだわりといってもいいでしょう。この羽織に合わせて袴も選ばれましたから。羽織はビロード織でして、柄はキクやサクラなど縁起がいいものを使っています。ビロード織は模様が立体的になるのが特徴です。女性のコート地で使われる織り方で、現在はあまり出回っていません。私の知る限りでは、これを対局に用いたのは佐藤八段が初めてです。裏地は鮮やかな赤。何百種類もある色から佐藤八段が自分で選ばれました。

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第1、2局は和装のスタイルに自分を合わせた、スタンダードなものでした。第2局は洋装で行くかもしれないという話もありましたが、第1局で「和服は楽ですね」と気にいられたようです。


五番勝負開幕前から、第4局は自分が着こなすことを意識されていました。印象的だったのは、「ファンが抱く自分のイメージに合わせたい」とおっしゃっていたことです。例えば、色は黒がいいとか。私どもは棋士以外のお客さまもいらっしゃいますが、ファンの抱くイメージで和服を作るのはあまり聞いたことがありません。佐藤八段が普段着ている洋服を見て見本を準備していたんですけど、佐藤八段は「こういうものがいいんじゃないか」とおっしゃいまして。一緒にいろいろ考えて、今回の羽織が出来上がりました。

若い方のこだわりや着こなしはこちらも勉強になりますね。王者に挑む、フレッシュな感じができたと思います。

(紋蛇)


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