千日手の可能性も
図は永瀬王座が▲6三角打と打ち込んだ局面です。控室では△6三同金▲同角成△7二飛▲7四歩△8五桂▲7三金△6二金打▲7二金△同金上▲5三馬△同金▲7三銀(参考図)の順が検討されています。対して後手が△7一金打と埋めれば、▲7二銀成△同金▲7三金△7一銀打▲7二金△同銀▲7三金△7一金▲7二金△同金▲7三銀となって、千日手の可能性が出てきます。
(琵琶)
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図は永瀬王座が▲6三角打と打ち込んだ局面です。控室では△6三同金▲同角成△7二飛▲7四歩△8五桂▲7三金△6二金打▲7二金△同金上▲5三馬△同金▲7三銀(参考図)の順が検討されています。対して後手が△7一金打と埋めれば、▲7二銀成△同金▲7三金△7一銀打▲7二金△同銀▲7三金△7一金▲7二金△同金▲7三銀となって、千日手の可能性が出てきます。
(琵琶)
飯島栄治七段が17時からParaviで解説を担当します。16時30分現在、局面は64手目△9五歩まで進んでいます。
【王座戦第3局生中継】
https://www.paravi.jp/title/59904
飯島七段は「本局は第1局と同様に永瀬王座が久保九段の振り飛車に対して居飛車穴熊に組みました。第1局は王座の快勝で、危ないところがなかったと思います。本局は久保九段がうまく対応して、正面からぶつかり合う激戦が必至でしょう。久保九段から見れば、穴熊の桂を跳ねさせたのが大きいと思います。確実に穴熊が薄くなっていますからね。それに振り飛車側はトーチカにして、玉が戦場から1段遠ざかっているのも見逃せません」と見解を述べました。肝心の形勢については「何ともいえないというのが正直なところですが、私は居飛車党なので永瀬王座側を持ってみたいです。聞き手の長谷川さんは振り飛車党なので久保九段側を持つと思います。それぐらいの僅差といえるでしょう。これから激しい攻め合いが予想されます。第1、2局と同じく終局は遅くなると見ています。個人的には先手の穴熊がどの程度、持ちこたえられるかに注目しています」と語っています。
Paraviでは本日17時からの解説だけでなく、第1局・第2局をおさらいできます。無料のダイジェスト解説は下記からご覧ください。
「第1局のポイント」
https://bit.ly/3clODxg
「第2局のポイント」
https://bit.ly/3hVggOW
(琵琶)
休憩前に久保九段が△1三桂~△2五桂と歩を取る趣向に出ました。対する永瀬王座は昼食休憩再開後、▲7五歩と開戦。以下△7五同歩▲2八飛△2四歩▲6五歩(図)と角交換を挑んだのです。さらに▲6五歩以下、△7七角成▲同桂△4四角▲5五歩と進んでいます。後手が7筋の突き捨てをとがめにいく展開と見られています。
(琵琶)