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2020年9月

2020年9月24日 (木)

千日手の可能性も

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図は永瀬王座が▲6三角打と打ち込んだ局面です。控室では△6三同金▲同角成△7二飛▲7四歩△8五桂▲7三金△6二金打▲7二金△同金上▲5三馬△同金▲7三銀(参考図)の順が検討されています。対して後手が△7一金打と埋めれば、▲7二銀成△同金▲7三金△7一銀打▲7二金△同銀▲7三金△7一金▲7二金△同金▲7三銀となって、千日手の可能性が出てきます。

20200924g

(琵琶)

Paravi解説者・飯島七段の見解

飯島栄治七段が17時からParaviで解説を担当します。16時30分現在、局面は64手目△9五歩まで進んでいます。

【王座戦第3局生中継】

https://www.paravi.jp/title/59904

Img_0700_2(解説の飯島栄治七段と聞き手の長谷川優貴女流二段)


飯島七段は「本局は第1局と同様に永瀬王座が久保九段の振り飛車に対して居飛車穴熊に組みました。第1局は王座の快勝で、危ないところがなかったと思います。本局は久保九段がうまく対応して、正面からぶつかり合う激戦が必至でしょう。久保九段から見れば、穴熊の桂を跳ねさせたのが大きいと思います。確実に穴熊が薄くなっていますからね。それに振り飛車側はトーチカにして、玉が戦場から1段遠ざかっているのも見逃せません」と見解を述べました。肝心の形勢については「何ともいえないというのが正直なところですが、私は居飛車党なので永瀬王座側を持ってみたいです。聞き手の長谷川さんは振り飛車党なので久保九段側を持つと思います。それぐらいの僅差といえるでしょう。これから激しい攻め合いが予想されます。第1、2局と同じく終局は遅くなると見ています。個人的には先手の穴熊がどの程度、持ちこたえられるかに注目しています」と語っています。

20200924d_2


Paraviでは本日17時からの解説だけでなく、第1局・第2局をおさらいできます。無料のダイジェスト解説は下記からご覧ください。
「第1局のポイント」
https://bit.ly/3clODxg
「第2局のポイント」
https://bit.ly/3hVggOW

(琵琶)

控室の検討

局面が激しくなり、控室では熱のこもった検討が行われています。

Dsc_5166 (青野九段と増田康六段の継ぎ盤を野月八段が見守る)

Dsc_5175(立会人の青野九段)

Dsc_5170 (新聞解説の増田康六段と観戦記担当の野月八段。継ぎ盤には激しい変化が並んでいる)

(琵琶)

おやつ

15時、別室に両対局者用が注文したおやつが運ばれました。おやつの注文は永瀬王座がフルーツ盛り合わせ、アイスティー。久保九段がシェフこだわりのパンケーキDEモンブラン、アイスコーヒー、ウーロン茶。

Dsc_5140001(永瀬王座が注文したおやつ。撮影用に同じものを注文した)

Dsc_5150002 (色鮮やかなフルーツ盛り合わせ)

Dsc_5163002 (久保九段が注文したおやつ)

Dsc_5153 (大きさが話題になったシェフこだわりのパンケーキDEモンブラン)

(琵琶)

庭園を散策

Dsc_4840(杜の都らしく生い茂った木々を通り抜けていく)

Dsc_4833 (カフェのテラス席。脇にはテントが張られている)

Dsc_4820

(庭園から見たホテルの外観)

Dsc_4846 (庭園内の池。すでに紅葉が始まっているようだ)

Dsc_4812

(ABEMA放送に出演する野月八段の生中継が行われていた)

Dsc_4806

(スタジオからの質問を受けて現地の様子を詳細に伝えていた)

Dsc_4816

(庭園にもハロウィンのカボチャが飾られていた)

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(雨予報だったが、朝からずっと曇っている)

(琵琶)

戦いが始まる

20200924c休憩前に久保九段が△1三桂~△2五桂と歩を取る趣向に出ました。対する永瀬王座は昼食休憩再開後、▲7五歩と開戦。以下△7五同歩▲2八飛△2四歩▲6五歩(図)と角交換を挑んだのです。さらに▲6五歩以下、△7七角成▲同桂△4四角▲5五歩と進んでいます。後手が7筋の突き捨てをとがめにいく展開と見られています。

(琵琶)

対局再開

Dsc_4988 (永瀬王座は早めに戻っていた)

Dsc_4997 (険しい表情を浮かべてうつむく永瀬王座)

Dsc_5001 (13時、対局再開と同時に▲7五歩と突く永瀬王座)

Dsc_5008 (少しして久保九段が戻ってきた)

Dsc_5028 (久保九段は着座すると信玄袋から懐中時計を取り出し、すぐに前傾姿勢になる)

Dsc_5047 (積極的に打って出た永瀬王座)

Dsc_5054 (午後の戦いが始まった)

(琵琶)

昼食休憩中の対局室

Dsc_4975 (昼食休憩中の対局室)

Dsc_4924(昼食休憩中の局面。手前が先手の永瀬王座)

Dsc_4934 (先手の王将。掬水作、水無瀬書)

Dsc_4972 (後手の玉将。盤駒ともに将棋連盟が所有する逸品)

Dsc_4973 (残り時間を表示するタブレット)

Dsc_4979 (記録係が棋譜を入力するタブレットと棋譜用紙)

Dsc_4987 (対局再開は13時)

(琵琶)

昼食休憩に入る

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12時10分、この局面で永瀬王座が21分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲永瀬1時間46分、△久保1時間23分。昼食は永瀬王座、久保九段ともに仙台牛ハンバーグ温野菜添え(ライス)、アイスコーヒーです。永瀬王座は「グレープフルーツジュースも注文しました。対局は13時に再開します。

Dsc_4920(両対局者が注文した昼食。撮影用に同じものを用意してもらった)

Dsc_4914(仙台牛ハンバーグ温野菜添え)

(琵琶)

仙台ロイヤルパークホテル

Dsc_4870 (第3局が行われている仙台ロイヤルパークホテルの外観)

Dsc_4577 (仙台ロイヤルパークホテルで王座戦が行われるのは本局が5回目となる)

Dsc_4875(玄関をくぐると壮観な庭園の様子が視界に飛び込んでくる)

Dsc_4878 (おしゃれなロビー)

Dsc_4881(ロビーラウンジ・フォンテーヌ)

Dsc_4892(館内の展示物。杜の都に天体観測やサイクリングが似合う)


Dsc_4867
(館内のMARIAGE GALERIE)

Dsc_4864 (昨日も庭園で新婚さんの撮影が行われていた)

Dsc_4886 (プリンセスをテーマにしたプリンセスガーデンウェディングに使用される馬車)

Dsc_4896 (館内にはハロウィンを意識した展示物が目立つ)

Dsc_4899 (おしゃれな展示物の中にハロウィンのカボチャが飾られている)

(琵琶)

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