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第66期王座戦五番勝負第3局、▲斎藤慎太郎七段-△中村太地王座の一戦は、図の局面までで中村太地王座の勝ちとなりました。終局時刻は21時51分。消費時間は、▲斎藤慎七段4時間59分、△中村太王座4時間59分。
(康太)
図の△2六桂を見て飯塚七段は「後手が勝ちになりました」と話す。先手玉は包囲されてしまっている。
(吟)
21時29分、93手目▲4五銀から斎藤七段は一分将棋になった。対する中村王座の残りは7分。
(一分将棋になった斎藤七段。いよいよ本局のクライマックスを迎える)
図の▲3四桂が詰めろになっているかどうかが大きな問題だ。かなり危険な後手玉だが、控室では詰めろになっていないという結論になりつつある。ならば△2六桂と打って、後手の勝ち筋と見られているが……。
(打たれた▲3四桂は詰めろかどうか。勝負どころを迎えている)
20時53分、斎藤七段は「残り10分です」と記録係から告げられた。対して、中村王座は28分残している。
(20時53分の対局室を映すモニター。残り時間が少なくなってきている)
(先手側に座り、頭を抱えて継ぎ盤を見る中村修九段)
(飯塚七段と夕方に現地に到着した日本将棋連盟常務理事の森下卓九段)
(仙台出身の加藤結李愛女流2級が控室を訪れた。加藤結女流2級は本日、東京・将棋会館で山根ことみ女流初段と女流王位戦予選を戦っていた)
▲4八玉に△6五桂と跳ねたのが図の局面。「桂跳ねの味がよく、後手好調といっていいでしょうね」と飯塚七段。
(中村王座は自陣の桂を活用して攻めの継続)
(ライトアップされた中庭)
▲6六角に中村王座が25分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲斎藤七段4時間9分、△中村王座3時間33分。対局は19時に再開されます。
夕食の注文は中村王座が「仙台名物 牛たん弁当」と「グレープフルーツジュース」。斎藤七段が「白石温麺 仙台油麩と温度玉子添え」。
(仙台名物の牛たん)
※食事・おやつは撮影用に対局者と同じものを注文しています。
▲7九銀に中村王座がしばし手を止めていた。やがて手が動いて△7八角成を決行した。
(図の▲7九銀に考慮中の中村王座。前傾姿勢で盤面をにらむ姿がモニターに映る)