カテゴリ

« 2011年7月 | メイン | 2012年7月 »

2011年9月

2011年9月20日 (火)

61手目▲6五桂以下の予想手順(2)

Sankou21
【棋譜コメントより】
次に挙げられたのは(2)△6六桂(参考4図)の変化。

Sankou22王手で先手玉のコビンをこじ開けようという一手で、▲同歩△8五角▲6七桂△6三歩▲4四飛△同銀▲同銀△3四銀(参考5図)▲5三桂成△同金▲同銀不成△3二玉▲4四銀成△3三金の進行が考えられる。こちらも難解。

056
(この道ゆき止り)

(翔)

61手目▲6五桂以下の予想手順(1)

_6161手目▲6五桂以下の変化を紹介します。

Sankou11【棋譜コメントより】
(1)△7二桂で先手の飛車が捕まっているようだが、それには▲6三飛成△同金▲7一角が痛打。以下、△8四飛▲5三桂成△同金▲3一角△同玉▲5三角成(参考1図)

Sankou12(A)△4二桂▲4三馬△3六飛▲4八金△3五飛▲3三銀(参考2図)が変化の一例で、後手玉は寄っている。

Sankou13しかしその後の検討で、変化中△4二桂に代えて(B)△4二角(参考3図)と打てばと難解か、と言われている。


050
(蹴上インクラインにて。子供は細いところでバランスを取りたがる)


(翔)

どこまでが予定なのか

_5315時20分頃、左図を迎えています。検討されているのは2四歩を守る△2三銀。▲5五歩から角をいじめる順を緩和している意味もあります。桐山九段、山崎七段らは「他に有力な手がわからない」としていますが、以下▲7四歩△同歩▲2二歩△同金▲5五角△6四桂▲4四銀△同銀▲同角△3三歩▲5五歩△4三角▲6五桂(参考図)の局面は先手の好調な攻めが続く展開のようです。


_67_2山崎七段「普通は桂得の後手がいいと思うのですが、バランスが取れているということなのでしょうか。どこまでが羽生王座の予定だったんでしょう。渡辺竜王は駒得なのになぜこの順を羽生王座が選ぶのか、不思議に思っているかもしれません」


215
(9月某日、仁王門通に沿って流れる琵琶湖疏水)


(翔)

14時半頃の控え室

_46

144
(左は西田拓也・奨励会三段、右は室谷由紀女流初段。中央はプロ公式戦に出場した経験もあるアマ強豪の横山大樹さん)


145
(現局面から▲7四歩△同歩▲6四飛△6三金▲同飛成△同角▲6五桂△7五飛……という過激な順を検討していた)


147
(山崎七段を中心とした検討。山崎七段、記録の千田三段、控え室の西田三段、藤原結樹二段、室谷女流初段の5人は森信雄七段を師匠とする同門)


149
(東京から観戦に来た伊藤真吾四段)


(翔)

立会人好みの展開

_4646手目は立会人・桐山清澄九段が予想していた△2四歩でした。▲同銀なら△3六歩▲2五桂△3四銀として、3七桂を使わせない意味があります。このあとの変化も検討され「桐山先生好みの展開ですね」と山崎七段。
控え室には伊藤真吾四段、室谷由紀女流初段、奨励会員数人が訪れています。


141
(若島さんと梅田さん)


143
(桐山九段は「でも私も1手予想はしましたけど、このあと渡辺竜王がどう指すのかはよくわからないですが…」)


026
(9月某日、蹴上インクラインにて)


(翔)

梅田望夫さん来訪

132
ニコニコ生放送の森内俊之名人の解説を見る桐山清澄九段)


135
(『ウェブ進化論』『シリコンバレーから将棋を観る』などの著者として知られている梅田望夫さんが控え室に来訪している)


(翔)

午後の対局室(3)

116
(羽生善治王座)

118
(渡辺明竜王)


121
(記録係・千田翔太三段)


123
(立会人・桐山清澄九段)


130
(夕食休憩は18時から)


(翔)

午後の対局室(2)

097
(対局室前)


106
(先に現れたのは……)


108
(羽生善治王座)


109
(渡辺明竜王)


110
(13時を回ってから対局室に入った)


(翔)

午後の対局室(1)

076
(雨に濡れる「可楽庵」)


099
(雨がやむ気配はない)


086
(昼食休憩時の盤面)


089
(ストップウォッチと棋譜用紙)


(翔)

琵琶湖疏水(4)

120
(写真は南禅寺境内に戻る。ここにも疏水が……)

137
(水路閣。その名の通り、水の通り道で、琵琶湖疏水の分線を形成する。明治21年に完成した。分線は「哲学の道」の横を通り市内北部まで続いている。歴史ある寺院の中に作られた西洋建築だが、今では周辺景観とマッチしている)

132
(合わせ鏡の中に入ったような錯覚を覚える。記念撮影スポットになっていた)

(翔)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===