やや先手良し
「やや先手が良いと思いますが、まだかかりそうです」と村山五段。控え室のムードも先手優勢からややトーンダウン。まだまだ難解の雰囲気も漂ってきた。
(吟)
「やや先手が良いと思いますが、まだかかりそうです」と村山五段。控え室のムードも先手優勢からややトーンダウン。まだまだ難解の雰囲気も漂ってきた。
(吟)
《棋譜コメント88手目より》
19時45分、検討が進み▲3五同飛△同歩▲4六角△4八飛の順は、▲4七銀打と使わされて先手明快に勝ちとまではいえないようだ。△4八飛と打たれてから悩むなら、飛車を切る前に悩むのが自然。▲3五同飛の決断は、しっかりと一手勝ちを読み切ってから。
渡辺竜王が▲3五同飛と飛車を切った瞬間に控え室では「行った、行った」の声が挙がった。
(吟)
図から▲3九香と打つ手が厳しく先手優勢の声が控え室のあちこちから聞こえる。
(吟)
▲2六桂に羽生王座が55分使って18時となり夕食休憩となった。夕食休憩までの消費時間は▲渡辺3時間28分△羽生3時間47分。夕食に羽生王座は彩りちらし寿司とあたたかいお茶、渡辺竜王は五目やきそばとお茶を注文した。対局は19時より再開される。
※日本経済新聞本社(東京・大手町)2階「SPACENIO」にて行われている大盤解説会場は18時5分の時点で334名のご来場頂き、立ち見でのご案内となっております。このあとご来場のみなさまは立ち見でのご案内となります。ご了承下さい。
(吟)