徴古館
佐賀へ
【連勝か反撃か】七番勝負第2局は1月23日(水)9時開始
佐藤康光王将に渡辺明竜王が挑戦する、第62期王将戦七番勝負は第2局を迎えました。開幕局を後手番で制した渡辺竜王が連勝で勢いに乗るか、佐藤王将が巻き返すか、シリーズの情勢を決める第2局にご注目ください。
対局は1月23日・24日(水・木)、佐賀県佐賀市の「古湯温泉 おんくり」で行われます。王将戦七番勝負が九州に渡るのは、第58期第4局の大分県以来4年振りです。
立会人は淡路仁茂九段、副立会人は久保利明九段、記録係は石川泰三段(18歳・淡路仁茂九段門下)が務めます。持ち時間は各8時間、開始時刻は両日とも9時、昼食休憩12時30分~13時30分、1日目18時を過ぎると次の手を封じます。お楽しみのおやつは、午前が10時30分頃、午後は15時頃の予定となっています。
中継は、棋譜・コメントを烏、ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
【関係リンク】
■主催
スポーツニッポン新聞社 http://www.sponichi.co.jp/
毎日新聞社 http://mainichi.jp/
日本将棋連盟 http://www.shogi.or.jp/index.html
■協賛
囲碁将棋チャンネル http://www.igoshogi.net/
■対局場
古湯温泉 おんくり http://www.oncri.com/
■生中継・解説
ニコニコ生放送
・1日目 http://live.nicovideo.jp/watch/lv121775626
・2日目 http://live.nicovideo.jp/watch/lv121775697
第2局は佐賀県
第1局の棋譜
感想戦での妙手順
図は92手目△2八馬の局面。残り8分の佐藤王将は貴重な5分を使って▲4五桂と打ちましたが敗着に。感想戦ではこの局面の検討に長い時間費やされました。その結果▲3四桂(参考1図)が有力と判明しました。佐藤王将は(1)△3三歩を気にされていましたが、▲2一飛△3一金▲同飛成△同銀▲3三角成(参考2図)が飛車を渡すので気付きにくい攻め。

参考2図以下△2四飛▲3五玉△3二歩(△2四飛と打たないと、▲4二金から清算して▲5四桂で詰み筋)▲2四馬△同歩▲3七桂打△4八飛▲4七銀打△5七角▲同銀△4七飛成と先手玉を4六に逃がさないようにしながら迫りますが、そこで▲2二角(参考3図)が攻防手。▲2二角に△4四銀▲2四玉△2二銀と角を取っても▲4二金から後手玉が長手数で詰んでいます。
参考1図の▲3四桂の局面に戻って、渡辺竜王の予定は(2)△1九歩成でした。ところが、しばらく検討するうちに▲2一飛が有力と分かりました。以下△3一香が攻防手なのですが、構わず▲2二桂成と踏み込み、△2四飛▲3五玉△2二金(香の利きで王手)▲3三桂△同金に▲同角不成(参考4図)が妙手。
角を成らないことで、参考4図から△3四歩▲4五玉△5三桂▲5四玉△4二桂▲4三玉△5二金▲4四玉(参考5図)と王手をかけ続けた局面が打ち歩詰めです。3三の角が馬なら△4三歩▲同馬△同金▲同玉△5二角▲4四玉△3五歩までで先手玉が詰んでしまうところです。
渡辺竜王が▲3三同角不成に気付いて指摘すると、佐藤王将は「ひえー、そんな手が」と悲鳴を上げて天を仰ぎました。
以上のように、難解な手順ですが感想戦の結果では、92手目△2八馬に▲3四桂なら先手が勝っていた可能性ありました。佐藤王将は「本譜の方が望みがあると思っ」て▲4五桂を選んだそうで、惜しい逸機でした。












