2024年1月 6日 (土)

17時から記者会見が行われました。

Img_6540 記者会見の前に記念撮影。大田原市のゆるキャラ「与一くん」と。

Img_6559 両対局者のツーショット。

【会見の様子】

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【藤井王将会見】

――大田原市での王将戦は2年前以来2回目の対局ですがご感想は。
「2年前のときも1月で、その時はやっぱり寒いなという印象があったのですが。今回はいくぶんか温かいかなとは感じました。対局場から那珂川凄く綺麗に見渡せて、集中できる凄くよい環境を今回も用意していただいたなと感じています」

――七番勝負への意気込みをお願いします。
「振り飛車のスペシャリストの菅井八段との七番勝負となりました。菅井八段とは昨年の叡王戦でも対戦して、こちらが苦戦する将棋が多くありましたので、今回も大変なシリーズになるのかなと思っています。王将戦は2日制の対局になるので、より一手一手に高い精度が求められるかなと思っているので、しっかり読みを入れて指していければと思っています」

――2024年のタイトル戦にどのような想いで臨みますか。
「王将戦からタイトル戦が続くという形になるので、なるべく調子の波を少なくして、いい状態で臨めるようにすることが必要かなと思っています」

――今回防衛されるとタイトル20期連続で獲得となり、大山康晴十五世名人の記録を更新することになりますが、そのことは意識されていますか。
「直接意識しているわけではありませんけど、大山十五世名人は本当に偉大な実績を残されている方ですので。その点で並ぶことができているということは光栄なことだと思っています。ただ、大山先生は途方もない記録もありますし、私自信が直接そういった記録を意識すうというよりは、自分は自分で一歩ずつやっていけたらないいかなと考えています」

――王将戦、栃木、大田原からスタートするということで心境を聞かせてください。
「大田原で長年、王将戦の対局を開催していただいていて。私自身、対局は2回目で、昨年は祝賀会で呼んでいただいたんですけど。いつも歓迎していただいてありがたく思っています。今年は開幕局ということで、今日の前夜祭にも多くの方に来ていただけるということで。本当に凄く注目していただける対局になるのかなと思っています。明日からはそれに応えられるように精一杯戦っていければと思っています」

――菅井八段の振り飛車にどう臨みますか。
「昨年の叡王戦では菅井八段の中盤の戦い方のうまさを感じました。序盤が大事というのはもちろんなんですが、振り飛車ですと序盤から幅広い展開があって、そこは想定しきれないところがあるかなと思っています。その序盤の構想を外れてから、中盤を戦っていく中で、うまくバランスを保っていくことが大事になっていくかなと考えています」

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【菅井八段会見】

――栃木に来られたことがありますか。今回来られての印象はいかがですか。
「こちらに来たのは今日が初めてです。印象はまだそんなになくて。ついたばかりですので」

――七番勝負に懸ける意気込みは
「精一杯頑張るだけかなと思っています」

――最強の振り飛車党としての決意を聞かせてください。
「最強の振り飛車かどうかはわかりませんけど、自分の将棋のファンの方、振り飛車のファンの方は多いと思いますので。振り飛車は苦しいと言われていますけど通用することを結果で示したいと思います」

――久しぶりの2日制の対局にどう臨みますか。
「2日制は数年振りなので、やってみないと感覚を思い出せない部分があると思います。いつも以上に精度の高い将棋を指さなければいけないと思っています」

――タイトル戦から始まる1年 どのような年にしたいですか。
「勝敗とか結果でその年の印象が変わるので、少しでもいい年にしたいなと思います」

本局の模様はYouTubeチャンネル【囲碁将棋プラス】でライブ中継が行われます。

◇メンバーシップ限定配信(有料・解説付き)1日目
解説:戸辺誠七段 聞き手:本田小百合女流三段
https://www.youtube.com/watch?v=rG10GyHmkBY
◇メンバーシップ限定配信(有料・解説付き)2日目
解説:藤井猛九段 聞き手:和田あき女流二段
https://www.youtube.com/watch?v=lBa36-peEqU

◇無料配信(対局室の配信)1日目
https://www.youtube.com/watch?v=wGrKwelrCMA
◇無料配信(対局室の配信)2日目
https://www.youtube.com/watch?v=c7kfDyq6zyk

検分の後は、両対局者の取材と揮毫が行われました。

Img_6499 取材を受ける藤井王将。

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Img_6515 同じく、菅井八段。

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Img_6509 色紙に揮毫。

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このあとは17時から記者会見、18時から前夜祭が別会場で行われます。

14時30分から対局場検分が行われました。
盤や駒、対局室の環境等を確認します。

Img_6445 菅井八段が先に入室して、盤の上をさっとひとなで。

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Img_6457 藤井王将も少し早めに入室した。

Img_6462 両対局者と立会人、副立会人と記録係が揃い、検分が始まった。

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Img_6494 カーテンを閉めて日没後の明るさを確認したところ、少し暗いということで、照明が調整された。他は特に問題なく、検分は10分ほどで終わった。

両対局者は14時前に対局場のホテル花月(栃木県大田原市黒羽)に到着しました。

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Img_6440 藤井王将は一昨年の七番勝負で挑戦者として来訪して以来2年振り2回目の来訪。また、昨年は王将位の防衛後に第7局の開催予定地だった大田原市で開催された祝勝会に来訪しています。挑戦者の菅井八段は今回が初来訪とのこと。

このあとは14時半頃から対局場検分が行われます。

藤井聡太王将に菅井竜也八段が挑む、第73期ALSOK杯王将戦七番勝負が開幕します。第1局は1月7・8日(日・月祝)に、栃木県大田原市「ホテル花月」で行われます。持ち時間は各8時間。対局開始は9時。1日目の18時以降の指し手は封じ手とし、翌日9時に再開します。昼食休憩は両日とも12時30分から13時30分。第1局の先後は振り駒で決定します。
第1局の立会人は塚田泰明九段、副立会人は松本佳介七段、記録係は吉田響太三段(所司和晴七段門下)が務めます。

◇主催
【毎日新聞】
https://mainichi.jp/oshosen2024
【スポーツニッポン】
https://www.sponichi.co.jp/society/tokusyu/osho2018/
◇特別協賛
【ALSOK】
https://www.alsok.co.jp/info/alsokhai-oushousen/
◇協賛
【囲碁将棋チャンネル】https://www.igoshogi.net/shogi/oushou/73th/73oushou_seven_battle.html
【立飛ホールディングス】
https://www.tachihi.co.jp/social/art-culture/
【inゼリー】
https://www.morinaga.co.jp/in/jelly/

◇七番勝負協賛
【富士フイルム】
https://www.fujifilm.com/jp/ja
◇対局場
【ホテル花月】
https://www.kagetsu.jp/

中継は棋譜コメントを玉響、本ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。