2024年1月 7日 (日)

Img_6814 相馬憲一大田原市長が振り駒を行った。結果は「と金」が3枚。第1局の先手番は菅井八段に決まった。

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Img_6837 一礼をかわして対局が開始された。

Img_6840 菅井八段の初手は▲7六歩。

Img_6849 藤井王将は△8四歩と応じた。

Img_6860 菅井八段が3手目▲1六歩を指したところで報道陣が退出した。

2024010721図は9時30分過ぎの局面。
戦型は菅井八段の先手三間飛車に進んでいます。後手は△1四歩と受けている形から穴熊を目指すのかどうかが注目されています。

おはようございます。
大田原市の天気は晴れ時々くもり。最高気温10度、最低気温はマイナス1度の予想です。

対局1日目のスケジュールです。
9時   対局開始
10時30分 デザート
12時30分 昼食休憩
13時30分 対局再開
15時   デザート
18時以降 封じ手

Img_6722 対局場のホテル花月から那珂川を望んで。

本局はABEMAでライブ中継が行われます。通常の配信と有料チケット購入制のペイバービュー配信(棋士解説付き)があります。

◇1日目
https://abema.tv/channels/shogi/slots/E84BoSzpGThito
◇1日目(ペイパービュー・解説有)
https://abema.tv/live-event/1ad9cc50-c0dc-4f4d-a0b2-fd758c75bd47
◇2日目
https://abema.tv/channels/shogi/slots/E84Bmd9Lza4Yjy
◇2日目(ペイパービュー・解説有)
https://abema.tv/live-event/2db32b7c-d04b-41de-84d5-2ecdd9882fc4

2024年1月 6日 (土)

【両対局者挨拶】

Img_6709藤井聡太王将
「皆様、こんばんは。本日は前夜祭にお集まりいただきまして、ありがとうございます。いよいよ、これから一年の戦いが始まっていくんだなということを感じています。昨年、大田原市では祝賀会という形で歓迎をいただき、とても嬉しく思っております。また、今年もこうして大田原に来ることができまして、皆様の前で対局できることが非常に楽しみです。持ち時間が8時間と非常に長いので、一手一手、しっかり読みを入れてよい将棋が指せればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします」

Img_6716挑戦者・菅井竜也八段
「皆さん、こんばんは。自分としては、すごくいい状態で王将戦を迎えることができました。もちろん厳しい戦いになると思いますけど、自分のことを応援してくれる人もたくさんいますので、その人たちのために、あとは自分自身のために、精いっぱい振り飛車を信じて頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」

以上で前夜祭の更新を終わります。
対局は明日9時開始です。どうぞお楽しみに。

(書き起こし=玉響)

前夜祭は那須野が原ハーモニーホールで18時から開催されました。

【主催者挨拶】

Img_6589松木健・毎日新聞社代表取締役社長執行役員
「ここ栃木県大田原市で王将戦七番勝負の第1局が行われるのは2008年以来、16年ぶりです。源平合戦「屋島の戦い」で活躍した那須与一ゆかりの地で、藤井王将と菅井八段のどちらが見事、的を射落とすのか注目しております」

Img_6599小菅洋人・スポーツニッポン新聞社代表取締役社長
「野球界のヒーローは大谷翔平さん、将棋界では藤井聡太王将。ヒーローの条件というのはいろいろありますが、まったくルールを知らない人でも強い関心を持つ。そういうことが一つの条件なんじゃないかと思います。一方、菅井竜也八段は、いま本当に油の乗り切った棋士。叡王戦も非常に濃い内容でした。そして何よりも、今年は辰年。名前に『竜』があります。ぜひ頂点を目指し、いい勝負をしてほしいと心より思っています」

Img_6603羽生善治・日本将棋連盟会長
「昨年は(第7局で予定されていた藤井-羽生戦が)この場所で対局ができなくて申し訳ございませんでした(場内から笑い)。両対局者による2日制の対局は今回が初めてということで、どういった将棋が見られるのか非常に楽しみです。将棋は無限とは言わないですけれども、本当にたくさんの可能性を秘めています。私自身も一人の棋士として、明日からの対局に注目したいと思っております」


【開催地挨拶】

Img_6636相馬憲一・大田原市長
「藤井王将は昨年に史上初の八冠になり、今回が今年初のタイトル戦。王将3連覇を目指すことになります。一方、菅井八段は将棋界で最も過酷といわれるリーグ戦を5勝1敗の好成績で制しました。新春の大注目カードとして、目が離せない熱い戦いになるのではないかと楽しみにしています」

【特別協賛社挨拶】

Img_6638鈴木基久・綜合警備保障株式会社 取締役専務執行役員
「ALSOK杯として開催させていただくのは、第71期の王将戦からです。第71期は、まさに当時の藤井四冠が王将位を奪取された期。それ以来から応援させていただき、おかげさまで私どもに対しても大変、お問い合わせがありました。ALSOKはレスリングだけではなかったんだと評価をいただいているところです(場内から笑い)。他方、挑戦者の菅井八段は厳しいリーグ戦を勝ち抜いてこの場に立たれています。藤井八冠の一角を崩す第一人者としての役割が期待されていると考えています」

(書き起こし=玉響)