2025年1月25日 (土)

本局は現地大盤解説会が2日目午後から行われます。事前申し込み制で、申し込みはすでに締め切られている点はご注意ください。

日程:1月26日(日)13時30分から終局まで
場所:伏見稲荷大社 社務所内「豊穣殿」
解説:久保利明九段、高見泰地七段
聞き手:室谷由紀女流三段

Ooban00

以上で本日のブログの更新を終了します。いよいよ2日目は本局が決着します。引き続き、お楽しみに。

藤井王将は18時27分まで考えて封じ手の意思を示しました。18時27分の着手の扱いで持ち時間を消費し、明日に引き継がれます。

Fuu01(永瀬九段に両立会人、記録係の一同は藤井王将の封じ手の記入を待つ)

Fuu02(横山友四段は自身初の封じ手に緊張の面持ち)

Fuu03 (赤ペンと封じ手の封筒を手に藤井王将が戻ってきた)

Fuu04 (永瀬九段が赤ペンで封筒にサインを入れる)

Fuu05 (サイン入りの封筒が藤井王将に返され、立会人の久保九段が回り込む)

Fuu06 (封じ手を立会人に預け、1日目の手続きが終了した)

Fuu07 (駒を片づけ、一礼)

△1四歩

ALSOK杯第74期王将戦七番勝負第2局1日目は、図の42手目△1四歩の局面で藤井王将が次の一手を封じました。封じ手の考慮時間は1時間15分。よって1日目の消費時間▲藤井王将4時間13分、△永瀬九段3時間52分です(持ち時間は各8時間)。対局は明日の9時から指し継がれます。

控室を今期のプレーオフを永瀬九段と争った、京都市出身の西田拓也五段が訪れました。関西研修会幹事を務めており、明日は例会のある忙しい中での来訪です。挑戦者決定リーグ戦では5勝1敗の好成績を残し、プレーオフは「たくや対決」として注目を集めました。

Hikae01 (モニターの方向に視線を飛ばす西田五段)

Hikae02 (忙しい合間を縫っての来訪だった)

20250125_42永瀬九段が午後のおやつの出される前から考え、2時間32分の長考でひねり出したのは先手の狙いを受けない△1四歩。控室では△1四歩が指されると悲鳴が上がり、「本当に端歩を突いたんですか?」の発言も飛び出しました。図までの消費時間は永瀬九段が上回り、▲藤井2時間58分、△永瀬3時間52分。

Fujii03 (藤井王将は△1四歩に対してどのような回答を示すのか)

千本鳥居を進んでいくと、そこかしこにキツネの像に出会うことができます。

Inari04(一体一体、個性がある)

Inari05

Inari06

Inari07 (変わった格好のキツネさんも)

Inari08 (口から清水を出していた)

Inari09 (すわ、野生の!?)

Inari10 (キツネではなかったが、人懐っこかった)

Inari11(こちらは別の個体。生きたキツネには遭わなかった)

20250125_39上図は飛車取りだった△3三桂に飛車を1マス上に逃げたところ。先手は中段飛車を維持しています。△2三歩▲3四飛(下図)と進み、▲9三歩成の狙いを残しました。すなわち、△9三同桂には▲9四歩や▲9六香があり、△9三同香も▲9四歩で香が捕まります。後手は放置はできないでしょう。△3三桂に31分、▲2四飛に28分、△2三歩に34分と一手一手が重い進行になり、下図で永瀬九段は50分以上の長考に沈んでいます。

20250125_41Nagase03 (出だしは研究と見られた永瀬九段。一手一手が滞ってきた)

Fuu00 (控室には封じ手用の封筒に両立会人のサインが入り、スタンバイしている)