2022年1月23日 (日)

90▲3五銀左のぶつけに構わず、香を成って決めに出ました。▲4四歩の攻め合いには△同金と取り、▲同銀なら△3七銀成から先手玉に詰みがあります。実戦も△6八香成に▲4四歩となりました。終局が近そうです。
Img_6870(検討直後、モニターに▲4四歩が映ると、谷川九段と稲葉八段は終局に備えた)

山水館から、摂津峡の名物のひとつである「白滝」に足を運んでみました。
Img_6496(この分かれ道を左に進むと「白滝」、右が山水館)
Img_6495(休日にはハイキングを楽しむ方も多い。足元は滑りやすく注意が必要)

Img_6492(緑の中からの木漏れ日が実に鮮やか)
Img_6493(秋は紅葉の赤一色で、きれいな景色が楽しめるという)

Img_6490(芥川を横目に進み、この青い建物が見えると、滝はもうすぐ)
Img_6476(山水館から約20分ほどでたどり着く)

2022012287渡辺王将は1時間14分の長考の末、玉の早逃げで対応しました。「玉の早逃げ八手の得あり」の格言に習い、△6八香成は▲8五角と出て角の成り込みを見せられます。
対して藤井竜王は香成りを急がず、△3四桂と玉頭の銀に狙いを定めました。▲3五桂の攻め合いには構わず△4六桂が厳しく、以下▲6七角には△6八竜▲5八香△5九角▲同金△3八金▲4七玉△3七金▲4六玉△5五銀打▲4五玉△4四金(変化図)までの詰みがあります。20220122102
Img_6855(大盤解説会で解説を務めていた稲葉八段も山水館に戻ってきた)

山水館付近には、高槻市を流れる芥川上流に広がる渓谷、摂津峡があります。渓谷の豊かな自然で、四季を体感できる景勝地です。広大な敷地はすべて山林地帯で、山の頂上を目指してハイキングを楽しめ、展望台からは高槻市内を一望できます。
写真はすべて対局1日目に撮影したものです。

Img_6450(山水館の外は穏やかな景色が広がる)
Img_6454(近くには桜の名所、その名も「桜広場」という公園がある)
Img_6451(名物の桜を綺麗に眺められるのは、もう少し先のようだ)

15時、両対局者におやつが運ばれました。渡辺王将は、アイスコーヒーとあまおういちごのモンブラン。藤井竜王はアイスティーとマンゴージュースです。
Img_6864_2(渡辺王将は昨日の午後と同じおやつを注文。飲み物のコーヒ-だけホットからアイスに変わった)
Img_6863(藤井竜王は飲み物のみの注文だった)

2022012283_2図は14時15分、△6七香の角取りに▲5八角と逃げて、香に当て返した局面です。控室の谷川九段は検討を続けており、△8六飛▲同歩△7七竜▲4八玉と駒を進めます。以下、△6八香成は▲8五角が嫌みな飛び出し。先手は飛車を二段目に打って王手をかける筋や、▲6三角成を見せて攻め味も生まれます。谷川九段は「後手が寄せきるのも難しい局面」と、悩ましそうな様子です。
実戦も谷川九段の検討どおりに進み、藤井竜王が△8六飛と切って、強く先手玉の寄せを目指しました。2022012286Img_6553(渡辺王将に反撃のチャンスが回ってくるか)
Img_0960_1(今期王将戦記念扇子 撮影=夏芽)

両対局者は検分前に安満遺跡公園で記念撮影を行いました。安満遺跡公園は2019年3月23日に一次開園し、2021年3月27日に全面開園しています。敷地の面積は、なんと甲子園球場約5個分という広大さです。カフェやレストラン、子どもが遊べる大きな広場や遊具、そして防災施設としても活用できる高槻市民に寄り添い、愛される広場となっています。

Img_5860(JR高槻駅や阪急高槻市駅から徒歩10分ほどの距離に位置する)
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Img_1400(2年前、渡辺王将と挑戦者の広瀬章人八段が訪れた際は、白い壁がはだかっていた)
【当時の中継ブログ】
https://kifulog.shogi.or.jp/ousho/2020/01/post-71a0.html
Img_5863_2(現在は壁が取り払われ、奥に大きな広場と遺跡がある)
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Iseki(検分前の記念撮影の様子、©スポーツニッポン新聞社)

【安満遺跡公園】
〒569-0096 大阪府高槻市八丁畷町12番3号(公園事務室)
お問い合わせ TEL:072-648-4725(午前9時から午後5時まで)