第67期王将戦七番勝負第5局 Feed

2018年3月 6日 (火)

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29手目▲6六銀の局面で豊島八段が1時間を超える長考に沈んでいます。(1)△8六歩、(2)△7四銀、(3)△9五角などが検討されましたが、どれも後手が思わしい順ではないようです。控室の稲葉八段は「後手が何かひねり出さないといけない局面かもしれません」と話し、△7四銀▲7五銀△同銀▲7四歩△6四銀▲7三歩成△同銀(変化図)という順を示しましたが、そこで▲7四歩や▲6三飛成の手があり、先手ペースと見られています。

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稲葉八段

15時になり、両対局者に午後のおやつが運ばれました。久保王将のおやつはチョコのショートケーキとホットコーヒー。豊島八段のおやつはフルーツの盛り合わせとアップルジュースです。

久保王将のおやつ
(久保王将のおやつはチョコのショートケーキとホットコーヒー)

豊島八段のおやつ
(豊島八段のおやつはフルーツの盛り合わせとアップルジュース)

1911時頃の局面。この局面で豊島八段がしばらく手を止めていましたが、30分近い考慮で△3二金と構え、▲7七銀△6四銀と進みました。

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295_2 星野良生四段>先手はこのあと玉を左に囲う展開も考えられます。そうなると振り飛車ではなく角換わりに近い将棋になるので久保王将のペースではないかもしれません。(互角)

さんべ荘は以前にも3度、王将戦の番勝負に使われています(下記対局者の段位・肩書きは当時のもの)。本局は4年ぶり4度目の対局となっています。

・2004年2月25・26日 第4局 森内俊之竜王○-●羽生善治王将
・2008年2月19・20日 第4局 羽生善治王将○-●久保利明八段
・2014年3月12・13日 第6局 羽生善治三冠○-●渡辺明王将

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Img_8530(さんべ荘の外観)
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11時過ぎ、大盤解説が休憩に入り、福崎九段、稲葉八段が控室に戻ってきました。

Img_8772(福崎九段は、水を手に取り)
Img_8774(ぐいっと飲んでから)
Img_8776(ピースサイン!)
Img_8778(解説の休憩中でも、福崎トークは止まりません)