（安来節演芸館では10時から大盤解説会が始まっている）

（畠山鎮七段、記者に気づくと「あちらが先ほど紹介した中継ブログの写真を撮影している方です」）

（香川愛生女流王将）

（平日の昼にも関わらず、50人ほどの方が訪れている）

畠山鎮七段「▲４六歩はやわらかい手ですね。私の修業時代なら自ら切った歩を謝るなんて破門だと言われたものですが、現在はそうした考えはありません。後手の囲いの『皮膚』がないので、収めておけば自然とよくなると見たのでしょう」

「では私が後手を持って攻めてみましょうか」
（△８六歩▲同銀△９五歩▲同歩△６六歩▲同歩）
「香川さんは受けが得意ですね。（解説で大盤を動かしているとき）私が攻めたときのほうが反応が早いです」
「以下、△６二飛は▲２四歩△同歩に▲７七銀と引いておいて。△６六銀▲同銀△同飛は▲７七角。△３三角と受けられるので純粋な王手飛車取りではないのですが、▲４五桂や▲３五歩があって先手がよさそうですね」

「従って▲７七銀には△９三桂でしょうか。昔、山田道美九段が対局中にベートーベンなどが頭の中に流れると言っていましたが、この局面はクラシックよりもハードロックが合いますね」

渡辺王将は１時間を超える長考で、５四にいた銀を５五に上がりました。

「ふんわりした手ですね」と立会人の久保利明九段。次に△４六歩と打っても▲５八銀で、伸び切った形になります。

久保九段は▲４五桂か▲６三角を予想に上げました。「▲１五歩をいつ突き捨てるかということも考えたいので、郷田さんは長考するでしょう。渡辺さんも、攻められるのは覚悟して銀を上がったと思います」と話しました。

（検討する久保九段）

（10時半のおやつの注文は、ともにホットコーヒーのみだった）

先ほど、久保九段がニコニコ生放送に電話出演しました。

（解説の塚田泰明九段とやり取りする久保利明九段）

●お知らせ
毎日新聞ニュースサイトでは、本局の模様を写真特集で紹介しています。そちらもご覧ください。

（旧広瀬町の中心部に当たる地域。島根県では石見地方で生産されている「石州瓦」が使われていて、屋根が赤褐色の家が多い）

（洞光寺。尼子氏の菩提寺である）

（尼子氏大遠忌500年の際に建てられた追悼の碑）

（尼子経久とその父・清貞の墓）

（洞光寺から月山を望む）

（旧広瀬町地域のマンホール。町章の周りに町の木だった松と町の花だったツツジが描かれている）

（鷺の湯温泉街のマンホールはどじょうすくい踊りが描かれている）

（73手目▲４五歩までで、１日目の指し手を並べ終えた）

（封じ手を開封する久保利明九段）

（渡辺明王将が△８二飛を着手した）

（２日目開始のあいさつが終わると、郷田真隆九段はすぐに▲４四歩と取り込んだ）

（封じ手）

（封じ手用紙）

（駒を並べていく）

（郷田九段の初手▲７六歩から、１日目の指し手を再現していく）

（対局者の着手を確認してゆっくり読み上げる藤田三段）

（渡辺明王将）

（34手目△６五歩）

（先に郷田真隆九段が入室）

（渡辺明王将も入室）

（今朝の鷺の湯温泉）

（８時半ごろの対局室。関係者が並ぶ）

（駒を磨く記録係の藤田彰一三段）

（開封される前の封じ手）

２日目朝、封じ手が開封されました。渡辺明王将の74手目は△８二飛でした。