第63期王将戦七番勝負第3局 Feed

2014年1月29日 (水)

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羽生三冠が7分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡辺1時間16分、△羽生1時間55分。昼食の注文は、渡辺明王将が天ぷらそば。羽生三冠がカレーライスとオレンジジュース。対局は13時30分から再開されます。

20140129watanabehabu18羽生三冠は△5三銀右とあがり、急戦矢倉を採用しました。以下▲2六歩△8五歩▲2五歩△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8五飛▲3六歩△5五歩と進んでいます。

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▲羽生善治二冠-△渡辺明王座戦(2012年8月、王座戦第1局、肩書きは当時)と同じ進行。羽生三冠が渡辺明王座(当時)の指し方をぶつけてきました。

後手はいわゆる「高飛車」。攻撃力の強い形で、△5五歩から動く狙いがあります。反面、先手の金銀に近いので当たりが強く、押さえ込まれる危険性があるのが弱点です。

午前中から羽生三冠が時間を使う場面が目立ちます。どんな展開が考えられるか、控室では最近の実戦例が並べられているところです。

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(午前中の控室の様子。左から吉田正和五段、飯塚祐紀七段、久保利明九段)

Dsc_0341 (9時になり、対局開始)

Dsc_0344 (渡辺明王将は初手▲7六歩)

Dsc_0350 (羽生三冠は△8四歩と応じた)

Dsc_0351_2 (朝から眉間にしわを寄せる羽生三冠)

Dsc_0352 (渡辺明王将は自然体だ)

2014年1月28日 (火)

関係者による夕食会が18時頃から行われました。

Dsc_0276 (両対局者から挨拶があり、青野照市九段が乾杯の音頭をとった)

■渡辺明王将

明日から第3局が始まります。今日も温泉に入ってリラックスさせていただきまして、万全の態勢で望めそうです。明日からお世話になりますので、よろしくお願いいたします。

■羽生三冠

ホテル花月園では数多くのタイトル戦をやっていただきまして、私も何回かわからないくらいの対局をしています。非常に安心できる場所だと思っています。明日からお世話になりますが、よろしくお願いいたします。

■青野照市九段
王将戦は今期で63期となります。ホテル花月園さんは昨年50周年を迎えたということですけれども、私は棋士になって40年でして、奨励会時代にここに記録に来たことがあります。その頃はおそらく建ったばかりだったのだろうと思いました。伝統のある場所で第3局が行えることを非常に嬉しく思っております。両対局者合わせて五冠を持っているという、素晴らしい対局が行われますので、地元の方も楽しみにしていると思います。明日からの王将戦が素晴らしい対局になること、皆さまのご健勝を祈念して乾杯をさせていただきます。

Dsc_0283 (乾杯!)


※なお、関係者のみの夕食会のため、お料理の撮影はございません。ご了承ください。