第62期王将戦七番勝負第1局 Feed

2013年1月13日 (日)

130113_11 佐藤王将の先手で始まった第62期王将戦七番勝負第1局は▲2六歩でスタート。以下△8四歩▲2五歩と進んで相掛かりになりました。タイトル戦での相掛かりはあまり多くなく、王将戦では第51期王将戦第5局の▲羽生善治王将-△佐藤康光九段(肩書きは当時)以来となります。

13日(日)と14日(月・祝)は現地で大盤解説会が行われます。
ご来場をお待ちしております。

また、14日には指導対局会と将棋講座も開催されます。
詳しくは掛川市のホームページをご覧ください。

【大盤解説会】
■日時
  1日目:1月13日(日)13時00分~18時00分(封じ手まで)
  2日目:1月14日(月・祝)10時00分~対局終了まで
  ※いずれの日も1時間前から受付を開始します(入場可)。
■会場
  大日本報徳社大講堂 ※掛川城のとなりです。
■解説者
  青野照市九段、中座真七段
■参加費
  1日につき一人1000円 ※高校生以下無料
■申込方法
  当日受付(先着順)
■定員
  各日とも150名
■備考
  専用駐車場はありません。市内有料駐車場をご利用ください。

2012aono Chuza

明日の対局について青野九段と中座九段に聞きました。

青野九段
 「今回は一番面白い挑戦者が出てきましたね。佐藤さんと渡辺さんはまだ対局数がそれほど多くありません。竜王戦では渡辺さんを崩せない感じがありますが、佐藤さんは渡辺さんに勝ち越している数少ない棋士です。気持ち的に五分のタイトル戦なのは珍しいでしょう。一局一局の内容や七番勝負のスコアがもつれるのではないでしょうか。
渡辺さんは戦型が決まっていますが、佐藤さんがどういう戦型を使うか予想がつかない。こういうのも珍しくて明日からの対局は面白いですね」

中座七段
 「うーん、難しいですね。振り駒によって佐藤さんの作戦が違ってくると思います。佐藤さんが先手のときは角換わりが本命、対抗に矢倉でしょうか。向かい飛車もあります。つい3日前にA級順位戦で指された矢倉の脇システムもあるかもしれません。負けたのでもう一回使うかもしれません。
佐藤さんが後手のときはゴキゲン中飛車が有力です。超速対菅井流の最新形が出るのではないかと思います」

B060
(掛川城)