第62期王将戦七番勝負第1局
2013年1月14日 (月)
中座七段の2日目昼食休憩時の見解
中座七段に昼食休憩時の局面の見解を聞きました。
「馬が大きいと思いますが、歩が少ないので手ができるかどうか。△2四飛なら激しくなる可能性が高いですが、馬を自陣に引きつければ緩やかになります。ここでの指し手が局面の流れを決めそうです。
佐藤王将の長考が目立ちますね。局面を誘導していたのは佐藤さんでしたが誤算があったのかどうか。
横歩取りのような展開ですが、私は先手の形とは戦ったことはありません。2八飛・3八玉の並びが珍しいですね。
現在の局面は後手を持って指してみたい。桂を手持ちにして攻めの幅が広がりましたから」
休憩中の対局室(2日目)
対局者の昼食(2日目)
2日目昼食休憩に入る
図の63手目▲7六歩の局面で昼食休憩に入りました。
控室の検討では△2四飛でどうかといわれていました。ところが、以下▲2五歩△同桂▲2六歩△3七桂成▲同玉(参考図)と強く指されると、案外後手からの攻めが難しいようです。渡辺竜王がどういう方針で指すかが注目されます。