2023年2月

2023年2月 9日 (木)
2023年2月 8日 (水)

本局の模様は、以下の配信サイトで視聴できます(いずれも有料)。


【囲碁将棋プレミアム】
◆1日目 https://www.shogipremium.jp/live/127
配信時間:8時40分~18時(封じ手まで)
解説者:糸谷哲郎八段
聞き手:和田あき女流初段


◆2日目 https://www.shogipremium.jp/live/128
配信時間:8時40分~終局まで
解説者:深浦康市九段
聞き手:香川愛生女流四段


上記のほか、囲碁将棋チャンネルのYouTubeとニコニコ生放送のチャンネル「囲碁将棋プラス」でも配信されます。
https://www.youtube.com/@igoshogiplus
https://ch.nicovideo.jp/igoshogiplus


【ABEMA PPV ONLINE LIVE】
https://abema-ppv-onlinelive.abema.tv/posts/40726113/


本日の更新は以上となります。明日9時からの対局をお楽しみに。

前夜祭は20時10分頃まで行われました。

A7309847 ■中締め挨拶 小野剛・毎日新聞社執行役員

「いよいよ明日、世紀の対局が始まろうとしています。将棋ファンのみならず、日本の皆さんが期待されて注目する対局になるかと思います。本日は誠にありがとうございました」


(書き起こし=生姜)

20時頃からは第4局の立会人を務める森内俊之九段と、副立会人の佐々木大地七段によるトークショーが行われ、明日の展望を語りました。

A7309835

A7309842(副立会人を務める佐々木大七段)

「明日は矢倉を目指すのではないかなと。角換わりは藤井王将の土俵で、後手番でも研究が行き届いていると思うので。矢倉でじっくり戦うのではないかなと思っています。藤井王将は昨年の立川対局でも後手番で6三銀型の矢倉を指していました」

A7309838(立会人を務める森内九段)

「私は矢倉はあまり考えていなくて、角換わりかなと予想しています。いま、いちばんホットな戦型でして、藤井さんも得意としているんですけど、羽生さんが避け続けて藤井さんから4勝できるかというと難しいと思うんです」

A7309844(佐々木大七段がジョークを飛ばし、森内九段から思わず笑みがこぼれる一幕もあった)


(書き起こし=生姜)

明日の対局に向けて、両対局者は抱負を述べました。

A7309811■藤井聡太王将

「本日は前夜祭に多くの方にお越しいただきましてありがとうございます。また、この立川対局の開催に向けてご尽力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。前期にこの立川対局で王将を獲得することができて、また今期この場所に戻ってこれたことを大変嬉しく思っています。また、今年はこのように盛大な前夜祭を開催していただいたことにも感謝申し上げます。明日から第4局となりますけれども、ここまでの3局は持ち時間8時間ということもあって一手一手非常に難しかったんですけども、その分、充実感もあったと思っています。また、これまでの対局を踏まえて、よりよい内容の将棋を指すことに全力を尽くしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします」

A7309808

■羽生善治九段

「前夜祭をこのように盛大に開催していただき誠にありがとうございます。王将戦は年が明けると開幕するのですが、掛川市、高槻市、金沢市を対局したあと、立川に来ることになりました。先ほど対局場を検分させていただきまして、非常に眺望の素晴らしいところで、対局に集中できる環境だなと思いました。立川と聞くとですね、私は実家が八王子市ということもありまして、すぐに昭和記念公園が浮かびます。久しぶりにこちらのほうに来たのですが、だいぶまた雰囲気も変わりまして、こういうところで対局ができるのは棋士にとっても大変光栄なことだと思っています。この王将戦というのは一局を2日間、持ち時間8時間で対局しているわけですが、何事もスピードの時代のなかで一つの勝負に2日間かけて行うというのはかなり珍しいことなのではないかなと思っていますし、同時に将棋というのはそれだけ長い時間費やしてもなかなか分かることができない奥深いものなのだなと思っています。明日からの対局にいま持っている力を出しきって、皆様に楽しんでいただけるような将棋を指せるように頑張っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします」

A7309818(決意表明後、両者は明日の対局に備えて退場。多くのファンに見守られながら会場をあとにした)

(書き起こし=生姜)

18時30分から「パレスホテル立川」で前夜祭が行われました。

A7309715 ■主催者挨拶 小菅洋人・スポーツニッポン新聞社代表取締役社長

「ここ2年間はコロナ禍の影響もありまして関係者のみの前夜祭となりましたが、今年は一般のファンの皆様にもお越しいただいて、このように盛大に執り行うことができました。主催者として本当に嬉しく思います。我々としましても新聞紙上、ネット等でこの対局を詳しく報道していきたいと思います」

A7309731 ■主催者挨拶 佐藤康光・日本将棋連盟会長

「世紀の対決は一進一退の中、中盤戦ということでこの第4局を迎えました。お互いに十二分に力を出しきっている印象があります。明日もいい将棋が見られるのかなと期待しております」

A7309735 ■特別協賛社挨拶 栢木伊久二・ALSOK代表取締役社長

「藤井王将の初防衛か、羽生九段の通算タイトル100期獲得か。この注目の一戦にALSOKが特別協賛として携われたことを本当に嬉しく思います。今、何事も急ぎで答えを出さないといけないご時世で、おふたりが一手一手熟考しながら魂を込めて駒を進める姿を見ますと、将棋ファンならず本当に感動を与えていただいていると思います」

A7309741 ■開催地挨拶 清水庄平・立川市長

「藤井王将、羽生九段、ようこそ立川にお越しいただきました。第4局がここ立川で行われることは地元市長として大変光栄であり心より歓迎するところであります。対局場となる「SORANO HOTEL」で、立川産の食材を使ったお食事で英気を養っていただき、全力を尽くされての熱戦を期待します」


(書き起こし=生姜)