山水館は高槻市の山手、芥川上流の摂津峡と呼ばれる山紫水明の地にたつ温泉宿。峡谷を流れる芥川のせせらぎが心地よい、自然にあふれた環境です。
タイトル戦が行われるのは昨年の王将戦七番勝負第２局に続いて２年連続２回目です。

（横には芥川が流れる）

（先に入室したのは渡辺王将。13時26分だった）

（広瀬八段は13時28分に戻った）

（13時30分、記録係の古森四段が「時間になりました」と告げる）

（渡辺王将はすぐに△８六歩の飛車先交換に出た）

昼食休憩の局面まで進めたあと、サプライズゲストが登場しました。
（稲葉八段とバトンタッチしたのは）
（昨日、Ａ級順位戦を戦い終えたばかりの羽生善治九段）

（関西では珍しい羽生九段の解説）

13時、現地大盤解説会が始まりました。
（前夜祭会場でもあった高槻現代劇場文化ホール）
（解説を務める稲葉八段）

（聞き手は里見咲紀女流初段）

（昼食休憩時の対局室）

（51手目▲６七銀の局面）

（１日目の午前中から50手を超えるハイペースの進行）

（渡辺王将は扇子を置いたまま昼食に出たようだ）

対局１日目の昼食は、渡辺王将がお造り定食、広瀬八段がキジ鍋うどんと寿司定食です。

（渡辺王将の昼食、お造り定食）

（広瀬八段の昼食、キジ鍋うどんと寿司定食）

12時30分、図の51手目▲６七銀の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲広瀬八段１時間６分、△渡辺王将１時間54分。対局は13時30分から再開されます。

両者の対戦成績は渡辺王将16勝、広瀬八段11勝。2018年からの11局は渡辺王将が８勝、直近では５連勝と大きく差を広げています。2016年までは対抗形の将棋が多かったですが、そこからはすべて相居飛車系の将棋となっています。

前例は△６三銀でしたが、渡辺明王将が選択したのは金。この手で前例を離れて未知の将棋となりました。

10時30分、両対局者におやつが出されました。両者、高槻市にある「銘菓の里　井づつ」の「郷土の華　高槻城」というおまんじゅうで、飲み物は渡辺明王将がホットコーヒー、広瀬八段はホットレモンティーを頼んでいます。
「郷土の華　高槻城」は高山右近の紋である七星紋をかたどっており、生地の中に小倉餡と（抹茶・栗・梅）の餡が包まれています。
（広瀬八段が注文したもの）
（中は高槻城の天守閣と同じ三層）

■銘菓の里　井づつ高槻センター街本店■
住所：高槻市紺屋町8-2
電話：072-685-0735
https://www.takatukijou.com/