2019年1月
終局直後
(渡辺棋王は2連勝発進)(敗れた久保王将)
以下、終局インタビューです。
――渡辺棋王、本局を振り返って?
渡辺 あまり例がなく、悩むところが多かった将棋ですね。
――28手目△3一金について?
渡辺 そのあとどうなるか、急戦と持久戦の両にらみで指す作戦でした。
――1日目の展開について?
渡辺 金の動きで2手パスして、手待ちを繰り返す将棋にしたので、難しかったです。最善形が分からないまま指していました。
――封じ手の43手目▲7八銀について?
渡辺 手が広いので、何を指されるか分かりませんでしたね。見えていなかったので、構想を練り直しました。
――飛車角総交換の展開になりました
渡辺 (49手目)▲6七飛も見えていませんでした。△同飛成は▲同銀で形が自分のほうが悪いので、まずいのかなとも思ったのですが、しょうがないかなと。
――優勢を意識したのは?
渡辺 (82手目△7八飛で)二枚飛車で攻める格好になって、よくなったと思いました。
――第3局に向けての抱負をお願いします
渡辺 また新たに作戦を練り直して臨みたいです。
――久保王将、28手目△3一金について?
久保 ある程度予想というか、やってきたなと。
――1日目の展開について?
久保 駒組みが難しく、飛車や金の位置などを考えているうちに持ち時間を使ってしまいました。
――封じ手について?
久保 とても手が広いところで、普通に指す手もあるのですが、本譜の展開でやってみたいと思いました。
――飛車角総交換後の展開について?
久保 予想の範囲でしたが、形勢はよく分かりませんでした。大変とはいえ、ある程度は指せるかなと思っていました。
――形勢を損ねたところは?
久保 (68手目△1六歩と)端を詰められて指しづらくなってしまったので。本当はどこかで斬り合いにいきたかったのですが、負けを早めそうで見送りました。端がおかしかったかなと思います。
――第3局に向けて
久保 一局一局だと思っていますので、しっかり準備して臨みたいと思います。
渡辺棋王が2連勝
決め手
久保王将は▲1四銀と打って開き直りました。対して△4八銀なら▲同銀が▲2一馬以下の詰めろで竜取りになります。渡辺棋王は△2四金と打ち、冷静に対応しました。
渡辺棋王に手番が渡る
久保王将、固めて辛抱
高槻市しろあと歴史館
高槻市しろあと歴史館は城跡公園の北にあり、高槻現代劇場の東、徒歩3分のところにあります。 (JR高槻駅前の案内地図より) (外観) (入ると高槻城絵図が出迎える。城跡公園もこの範囲内にある) (童子人形「わ~い、大名行列だ」) (季節を彩る郷土玩具「七福神」) (子ども体験コーナー) (前夜祭の行われた日の催し) (この甲冑も着られたのか?)
飛車を捕獲
渡辺棋王が端を詰める
2日目 大盤解説会(2)
大盤解説会では「つぎの一手」が出され、休憩に入りました。脇八段と宮本五段は降壇し、控室に戻ってくると、濱田市長が来訪。棋士・女流棋士も次々に顔を出しています。(大盤解説会場の控室には大型の盤面モニターが用意されている) (左から脇八段、前夜祭にも参加した東八段、里見咲女流初段) (左から濱田市長、宮本五段、山口絵女流1級) (休憩が終わり、レギュラーメンバー登壇。浦野八段と……)(笑顔が素敵な里見咲女流初段) (簡単な解説のあとに「つぎの一手」当選者に賞品の当たる抽選) (浦野八段が賞品を贈呈。「つぎの一手」はもう1回行われる予定) (控室に戻ると、前夜祭に続いて福崎九段がちょうど顔を出す)
以降は順次交代で棋士が登壇の予定ですが、大盤解説会のブログアップは以上になります。