2016年9月27日 (火)

A728 (6連覇を達成した羽生王位)

―― 本局を振り返っていかがでしたか。

羽生「序盤から激しい将棋でした。歩得が生きればと思ったのですが、いろいろと手を作られてわかりませんでした」

―― 封じ手のあたりはどうでしょうか。

羽生「▲5五角(41手目)も怖い手なのですが、角を出られないようでは面白くないと思って指しました」

―― その後はどうでしょうか。

羽生「▲4四歩(63手目)は指しすぎだったかもしれません」

―― シリーズを振り返ってください。

羽生「ずっとシーソーゲームのような展開で大変なシリーズでした」

A738 (木村八段はタイトルに手が届かなかった)

―― 本局を振り返っていかがでしたか。

木村「積極的にいこうと思いましたが、指しすぎになったかもしれません。ちょっと無理気味な順が続いて、自信が持てなくなりました。▲5六飛(45手目)と引かれて焦らされる展開になりました」

最後に「シリーズ全体の感想」について質問がありましたが、木村八段から声は出ませんでした。

A736 (終局直後)

20160927c

第57期王位戦七番勝負第7局▲羽生善治王位-△木村一基八段戦は18時45分、93手で羽生王位の勝ちとなりました。消費時間は▲羽生7時間42分、△木村7時間59分。
この結果、羽生王位が4勝3敗で防衛し、王位6連覇を果たしました。王位獲得は通算18期。タイトル獲得は計96期となりました。

074s木村八段は△1八飛(図)と打ち、残り9分になりました。羽生王位は残り44分。図から▲4三角成△4五玉▲3二桂成に(1)△5四金が検討されています。ちなみに(2)△3八飛成は▲6五馬(参考図)が王手竜取り。ただ、▲6五馬に△4四香と耐える手はあるかもしれません。

A299 (陣屋の庭にかがり火がともされた)

073羽生王位が大駒の力で攻め、後手玉を上下から寄せようとしています。「木村さんも追い込んでいますが、後手が少し足りない流れ」と田中寅九段。残り時間は▲羽生44分、△木村37分。


A943 (17時35分、モニター映像)

068▲5六桂に△5五金(図)と進みました。△3四金を予想していた検討陣は一斉に驚きの声。△3四金は▲4一角を嫌った可能性はありますが、本譜は▲4四歩が詰めろになります。△5五金はおそらく勝負手、勝又六段は「木村さんしか指せない手」と話しています。


A699 (検討の熱は変わらず。先手のはっきりとした寄せはまだ見つかっていない)

16時18分、現地大盤解説会の入場券番号は192に達しました。立ち見が出るほどの盛況です。陣屋の関係者によると、過去最多の来場者数は203人とのことで、過去最多に迫る勢いです。

A647 (鈴木八段と深浦九段の豪華解説陣)

A664 (現在の来場者数は192人)

A677 (控室も盛況)