第61期王位戦七番勝負第4局 Feed

2020年8月20日 (木)

王位戦七番勝負第4局の観戦記は相崎修司さんによる執筆で、西日本新聞社ほか、北海道新聞、東京新聞、中日新聞、神戸新聞、徳島新聞の各紙上において、10月10日(土)から22日(木)まで、全12譜にわたって掲載されます(10月12日は休刊)。詳しくはそちらもあわせてご覧ください。

本日の西日本新聞朝刊では、昨日の対局1日目の記事のほか、将棋欄では第61期王位戦挑戦者決定リーグ白組▲阿部健治郎七段-△藤井聡太七段戦の観戦記第1譜(大川慎太郎さん執筆)が掲載されています。

西日本新聞社

10時30分、両対局者の控室に午前のおやつが運ばれました。おやつは、木村王位がグレープフルーツジュースのみ。藤井棋聖は宮崎県産マンゴー杏仁プリンとアイスコーヒーです。

グレープフルーツジュース
(木村王位は、グレープフルーツジュースのみ注文)

藤井棋聖のおやつ
(藤井棋聖は1日目の午前と同じ注文だった)

▲6六角

封じ手の△8七同飛成以下、▲同金△3三角▲5五角△同角▲同飛△3三角▲6六角と進みました。封じ手直後の飛車銀交換で、現局面は木村王位の駒得ですが、藤井棋聖が放った△3三角のラインも強力で、難解な形勢が続いています。控室では中田功八段と武富女流初段が、継ぎ盤で▲6六角△7五銀に▲5六飛打(変化図)と受ける順を並べています。

変化図

武富女流初段
(▲5六飛打を指しながら「大駒の三密ですね」と武富女流初段)

中田功八段
(9時を回り、中田功八段が場所を移動)

開封
(そして3通の封筒にゆっくりとハサミを入れていく)

中田功八段

藤井棋聖
(中田功八段の「封じ手は△8七同飛成です」の声のあと、藤井棋聖が駒を動かす)

木村王位
(封じ手を見て木村王位は一度深く目を閉じた)

一礼
(2日目開始の一礼)

封じ手用紙
(封じ手用紙と封筒。1通は豪雨被災地に寄付するためのチャリティー販売用)

封じ手用紙
(藤井棋聖の字で、矢印とは別に「8七同飛成」と書かれている)