広瀬優勢 控え室の検討通り▲8八銀と広瀬が打った局面。これはどうも逆転したようだ。先手玉を寄せる思わしい順が発見されていない。後手玉はピッタリした受けもないようだ。したがって▲7五桂で広瀬優勢と言う控え室。深浦の手番であるが、まだ手が伸びてこないここまでの消費時間は▲広瀬7時間55分、△深浦7時間23分 (吟)
深浦優勢と言われていたが… 図の△6八角成に▲8八銀と打って、難解のようだ。一時は深浦勝ちで動いていた報道陣だが、また控え室へ引き上げることに。先手はまだまだ粘りある形で形勢は揺れ動いている。後手にうまい寄せがなければ先手から▲7五桂という手がとんでくる (吟)
17時35分の局面 深浦優勢 図は深浦が△8五桂打った局面。▲8六銀や▲6八銀と逃げるのは、△4四角でダメ。▲6六銀と逃げる手にも、△4四角と打ち▲6二金に△同馬と金を補充するのがうまい手で△6六角からの寄せを目指すのが良さそうだ。控え室の雰囲気は深浦優勢 (吟)
一石二鳥の▲8七銀 図は広瀬が▲8七銀と上がったところ。後手の△8五飛を消しつつ、△5八とと金を取る手も防いでいる。「▲8七銀は一石二鳥の手やな。次は▲8四歩~▲7一銀と打ちたいな」(淡路九段)。 「▲8七銀は△8五飛の筋を消した手ですが、ここで△5二金左と寄る手が味のいい手です。 現局面で△8五桂と攻め合う手もありそうな気がしてきました。▲8六銀なら利かしですし」(菅井四段) ここでの菅井四段の形勢判断は、後手持ち。 (吟)
混戦(広瀬の攻め、深浦の受け) 図は▲5一飛成と広瀬が迫った局面。ここまでの消費時間は▲広瀬7時間34分、△深浦5時間52分。ここから△8二歩▲7一銀△5二金左(変化図)とスペースを埋める展開が検討されています。「▲5一飛成でしたね。次に▲7一銀と打たれると受けがないので△8二歩と受けることになると思います」(菅井四段) 終盤に入り、淡路・増田の両立会人も検討に余念がない (吟)
15時40分頃の控え室 図は△7二桂と深浦が受けた局面。「▲8三歩成△同銀▲5三桂成△同馬に▲8四歩と打ちたいのですが、△8五飛と回る手があり先手も危ない形です。▲8三歩成△同銀に▲5一飛成も△8二歩と埋められて、寄せるのは大変です」と菅井四段。 増田六段を中心に控え室の検討風景。現在は▲8三歩成△同銀▲5一飛成△8二歩▲7一銀が行われています。 △7二桂に考慮する広瀬(連続静止画より) (吟)