「元湯 陣屋」は神奈川県秦野市の南東部に位置しています。最寄駅は小田急線の鶴巻温泉駅で、北口から歩いて5分の距離です。
始まりは大正7年、三井財閥の別荘「平塚園」で、昭和に入ってから温泉旅館として開業しました。将棋・囲碁のタイトル戦は多数、開催されています。なかでも有名なのは、1952年の「陣屋事件」です。第1期王将戦第6局で升田幸三八段(当時)が木村義雄名人との香落ち対局を拒否したことで、升田八段の言い分は「玄関から呼んでも誰も出てこなかった」。しかし、真相ははっきりしない部分も多いようです。
陣屋事件以後、入り口には陣太鼓が置かれるようになり、客の送り迎えの合図に鳴らすようになりました。雨の日は太鼓が仕舞われますが、本日の朝は降っていなかったため、運よく設置されていました。
庭園の広さは1万坪を超えます。 庭園内にはサワガニやホタルが生息し、採れた山の幸は料理として提供されています。
伝統と歴史のある旅館ながら、IT技術を駆使して経営を立て直したことでも知られ、当時の石破茂・地方創生担当大臣が視察に訪れたこともあります。
【元湯陣屋】
http://www.jinya-inn.com/
(館内案内図。真ん中下が庭園入り口で、対局室「松風」は左上にある)
(見上げると大きいクスノキは……)
(トトロの木。名前の由来は、ジブリ映画で知られる宮崎駿監督が幼少期に陣屋の庭園で遊んでいたこと。作品にも、幼少期に見た景色が反映されているのかもしれない)






