急転直下か 図は15時過ぎの局面。△5七桂成が、控室でも見落とされていたタダ捨ての妙手です。▲5七同金が普通の応じ方ですが、以下△4五歩▲2四角に△2一飛(参考図)が絶好の飛車回り。これは後手大優勢で、投了すら考えるほどの差だといわれています。 大ピンチに陥った木村八段。粘る筋はあるのか。
現地大盤解説会 14時を回り、現地では大盤解説会が始まりました。開始時点から100人ほどが来場しています。 解説は佐藤紳哉七段。 「局面はすでに勝負どころ。勝敗は神のみぞ知るというところですね。カミのみぞ……カミ?」というフリから……。 早くも変身。「今日のネタはこれだけです」。
対局再開 木村八段は13時20分過ぎに対局室へ。外は雨が上がり、薄日がさしている。 惚れ惚れするような美しい姿勢で対局再開を待つ。 羽生は再開時刻を少し過ぎて戻ってきた。 羽生は着席後も動かない。 2日目午後の戦いが始まった。
2日目昼食休憩 12時30分、図の局面で羽生王位が1時間33分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲木村5時間0分、△羽生5時間54分。昼食の注文は両者ともに「陣屋特製カレー」。対局は13時30分に再開されます。 カレーはビーフ(左)とチキンの2種類が用意されている。 トッピング類もたっぷり。