124手まで羽生王位が４勝１敗で防衛。５連覇を決めた。終局は18時21分、消費時間は▲広瀬７時間59分、△羽生７時間54分。王位は通算17期となった。

図の局面でどうするか、と検討陣は頭を抱えています。

18時過ぎの局面。残り時間は▲広瀬４分、△羽生９分。

▲６七銀は「△５八との当たりを事前に避けた手です。△６六桂▲同銀で銀桂交換になりますが、△５八とが甘いと。ただ６六まで銀が行ってしまうと上ずっているので一長一短なんですけどね」と桐山九段は話します。

残り時間は▲広瀬13分、△羽生35分。両者だいぶ少なくなってきました。

Twitter解説の佐々木慎六段は、「ちょっと後手のり」と話します。

17時過ぎの局面。広瀬八段は▲３六銀～▲３七金と、金銀を投入して後手玉の上部開拓を阻みにいっています。

昼食休憩明けの詰むや詰まざるやという局面から一転、検討陣の駒の動きも重たくなってきました。

（控室からはモニターで盤を見ることができる。17時をまわり夕陽が差し込んできた）

図の局面で再び次の一手クイズが出されました。

貞升「私は▲９七香を推します！」

武市「▲９七香は損のない手です。９八、９九の地点が薄くなるけど、そこを狙われることはなかなかない展開ですからね。ただ相手にも入玉されるおそれが出てくる」

（大盤解説会はすでに100人ほどのお客さんが。解説は現局面に追いついて次の一手クイズが行われている）

（正解者には抽選でプレゼント）