田村七段は「プロが100人いたら、95人は振り飛車を持ちたいと思うでしょうね。穴熊で堅いですから。先手は３七銀をさばくのに苦労しますよ」と話します。佐藤九段、引き角をうまく指しこなせるんでしょうか。

（紋蛇）

（ウメの実が大きくなっていた）

（将棋会館前のツツジとアジサイ）

（紋蛇）

指し直し局は▲２六歩△３四歩▲４八銀と進みました。

これは今期の王位戦挑戦者決定リーグ白組の最終局、菅井六段が横山泰明六段を相手に指した出だしです。その将棋は、▲４八銀以下△８四歩▲２五歩△３三角▲７八金△３二金▲４六歩△８五歩▲４七銀。飛車先の歩を切らせるのが斬新な構想です。

しかし、本局の菅井六段は△３二銀と指しました。自分の指した形を指されるのはつまらないと判断したのかもしれません。実戦は引き角戦法対向かい飛車に進んでいます。

（紋蛇）

（開始前の菅井六段）

（同じく佐藤九段）

（14時52分、対局開始）

（佐藤九段の初手は▲２六歩）

（菅井六段は△３四歩）

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（千日手成立直後。佐藤九段は49分使って千日手を選んだ）

（紋蛇）

50手目△６五銀で千日手が成立しました。終局時刻は14時22分、消費時間は▲菅井１時間17分、△佐藤１時間53分。対局は30分後の14時52分から、先後を入れ換え、持ち時間を引き継いで行われます。

（紋蛇）