2013年7月23日 (火)

控室(2)

対局再開を見届けて、井上九段が控室に戻ってきました。
「いたたた……」と腰をさする井上九段。
「今日の終わりまではなんとかがんばってや。あ、明日の朝は封じ手開けなあかんのか。ほな明日の昼まではがんばって」
井上九段にはっぱをかける小阪七段の表情からは笑顔がこぼれています。

午後に入って控室では本格的な検討が始まりました。
盤面中央で戦いが起こり、局面は中盤戦の入り口。
指し手の選択肢が多く、いくつもの変化が盤上に現れては消えていきます。
形勢はまだはっきりとはわからないようです。

23_1 (「行きますよー!」と小阪七段の座る後手陣に攻め込む井上九段。しばらく指し手が進められたが「絶対こうはならんやろな」と元の局面に戻された。小阪七段も「これはお互いに反省点が多かったんとちゃいますか」と苦笑い)

23_2 (森信七段が控室へ。検討に加わっている。森信七段は「将棋世界」誌で第2局の観戦記を担当するとのこと)

(若葉)