図は35手目▲６五歩まで。広瀬六段が角銀の活用を図ったところです。この局面と類似した将棋を広瀬六段が経験しているので参考棋譜として紹介します。

開始日時：2008/07/02 10:00
終了日時：2008/07/02 18:29
棋戦：第50期王位戦予選
持ち時間：4時間
消費時間：95▲189△222
場所：東京・将棋会館
先手：広瀬　章人五段
後手：高野 秀行五段
▲７六歩 △８四歩 ▲６八飛 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀
▲４八玉 △４二玉 ▲３八玉 △３二玉 ▲７八銀 △５四歩
▲２八玉 △５二金右 ▲１八香 △５三銀 ▲１九玉 △３三角
▲６七銀 △８五歩 ▲７七角 △２二玉 ▲２八銀 △３二銀
▲３九金 △１四歩 ▲５八金 △２四歩 ▲４六歩 △２三銀
▲４七金 △３二金 ▲３六歩 △７四歩 ▲３八飛 △４四歩
▲６五歩（参考図） △４三金右 ▲６六銀 △８六歩 ▲同　歩 △７三桂
▲６八飛 △２五歩 ▲５六歩 △１五歩 ▲３七金 △１二玉
▲６九飛 △８一飛 ▲５五歩 △同　歩 ▲同　銀 △５七歩
▲５九歩 △５四銀 ▲６四歩 △６五桂 ▲５四銀 △同　金
▲６三歩成 △７七桂不成▲同　桂 △８七角 ▲６八飛 △７六角成
▲７二と △８六飛 ▲６二飛成 △５三銀 ▲６一龍 △５八歩成
▲同　歩 △８九飛成 ▲６二と △７七馬 ▲５二と △５一歩
▲３五歩 △５五馬 ▲５三と △同　金 ▲４一銀 △２六歩
▲２五桂 △２七歩成 ▲同　金 △２六歩 ▲同　金 △１四桂
▲３二銀成 △同　銀 ▲３三桂成 △同　桂 ▲２四金まで95手で先手の勝ち

（大内延介九段が控え室を訪れた。大内九段は第８期王位戦で大山康晴王位に挑戦。六段でのタイトル挑戦は当時としては初めてのことだった）

（銀杏）

（里見女流名人・倉敷藤花が継ぎ盤を動かす）

（銀杏）

対局開始前に両対局者のおやつが出されました。深浦王位はフルーツの盛り合わせとホットコーヒー、オレンジジュース。広瀬六段はアイスコーヒーのおかわりが用意されました。


（深浦王位はフルーツの盛り合わせとホットコーヒー、オレンジジュース）

（広瀬六段は対局前にアイスコーヒーを注文した）

（銀杏）

（一礼して対局開始。頭を深く下げる姿に本局にかける思いが表れている）

（広瀬六段の初手は▲７六歩）

（銀杏）

（懐中時計の鎖を巻く深浦王位）

（王将を据える）

（駒を並べる広瀬六段）

（銀杏）