岡田美術館杯女流名人戦中継ブログ

14時、両対局者の控室に午後のおやつが出されました。ともにカクレ菓子le chainon Shino（ル・シェノン・シノ）のいちごタルト。

（サクサクの生地の上にカスタードクリームと生クリーム）

（もちろん、いちごをふんだんに使っている）

（飛龍）

伊藤女流三段は昼食休憩の局面（上図）から△６四歩と打ち、▲７五銀△６五歩▲８四銀に△５六歩と伸ばしました。

と金作りを見せ、「銀は逃げていられないだろう？」と問う手です。以下、▲８三銀成△同銀▲５八歩と進み、▲飛△銀銀の２枚換えが実現しました。さらに△７七角成▲同桂△６六歩の進行です。

（誘いの隙か真の隙か、伊藤女流三段は駒得の変化に飛び込む）

（飛龍）

本局の観戦記は大川慎太郎さんが担当し、スポーツ報知に後日掲載されます。本日のスポーツ報知には松本哲平さんによる女流名人リーグ７回戦▲渡部愛女流三段（LPSA所属）－△鈴木環那女流三段戦の最終譜が掲載されています。

（本日のスポーツ報知）

（昨日のぜんざいに関する記事が写真入りで掲載されている）

（飛龍）

両者は12時40分には対局室に戻っていました。

（手番の伊藤女流三段が先に戻っていた）

（ともに休憩中には見えない迫力で考える）

（里見女流名人は、ふっと緩めることも）

（13時になり、対局再開の声がかかったところ。伊藤女流三段は考え続ける）

（しばらく着手はなかった。以降はノンストップで指し継がれる）

（飛龍）

控室では上図の局面で△７六飛が検討されていました。本譜は△５五歩▲６五銀△８四飛▲６六銀と進んでいます。

以下、△６四歩には▲７五銀△６五歩▲８四銀△同歩の変化が予想され、そうなると▲飛△銀銀の２枚換えで後手の駒得になります。

（里見女流名人の▲６六銀には「強気」の声も聞かれた」

（飛龍）

（昼食休憩時の盤面）

（昼食休憩時の対局室）

（外は雨が降っていた）

（朝、対局室から見えた庭）

（角度を変えて）

（飛龍）

（里見女流名人の昼食、山かけそば。つゆは温かいものだった）

（出雲そばは皮も一緒にひくため色がやや黒い）

（伊藤女流三段の鴨なんばん。少なめをリクエスト）

（身の引き締まったカモ肉）

（飛龍）

12時、昼食休憩に入りました。この局面で伊藤女流三段が使った時間は19分。消費時間は▲里見１時間11分、△伊藤１時間24分。昼食は里見女流名人が山かけそば、伊藤女流三段が鴨なんばん（少なめ）。対局は13時から再開されます。

（飛龍）