2022年1月23日 (日)

頑強な受け

窮地に見えた里見女流名人ですが、107手目▲6四飛に続き、強く竜取りに打った▲4五角と頑強な受けを見せます。

Joryumeijin202201230101_107Joryumeijin202201230101_115△6四金なら▲同銀成△同飛▲5五玉で竜取りが残ります。伊藤女流三段は△7七竜と桂を取りましたが、先手玉は5六~4七の逃走ルートができました。以下、▲8六香△8五桂と進んでいます。Joryumeijin202201230101_118Itou04(攻勢を続ける伊藤女流三段だが、なかなか楽にならない)

(飛龍)

竜切りで決めにいく

Joryumeijin202201230101_104伊藤女流三段は△2五竜と桂を取って決めにいきました。▲2五同馬に△6七竜で上下挟撃の狙いです。

Hikae04(控室のモニター画像)

(飛龍)

伊藤女流三段の攻め、里見女流名人の受け

Joryumeijin202201230101_99伊藤女流三段は攻め続けて先手玉を上に追い出し、里見女流名人が受けるという、棋風とは逆の展開に進んでいます。

Satomi04(受ける展開なった里見女流名人、しのげるか)

(飛龍)

記念色紙

出雲市様への贈呈用として色紙が用意されました。

Shikishi1 (力強い筆致の脇九段。「九」の字が意外に難しい)

Shikishi2 (石本女流二段。「清心」)

Shikishi3(大石七段は2種類用意)

(飛龍)

上に逃げていく

Joryumeijin202201230101_83上図▲4四歩に伊藤女流三段は△6七銀と捨てました。▲6七同玉△6九飛成▲5六玉と先手玉は上部に逃げる展開です。

Joryumeijin202201230101_87Itou03(伊藤女流三段は中段玉を寄せきれるか)

(飛龍)

スポーツ施設に囲まれた立地

出雲文化伝承館の西側には、県木であるクロマツが群生する緩やかな丘陵地に県立浜山公園が広がります。体育館や陸上競技場、野球場などを備えた県民スポーツ振興の拠点となっており、国体の競技会場にもなりました。

Hamayama(クロマツ林の向こうに照明施設が見える)

また、敷地から東を眺めると、真っ白な屋根の出雲ドームが視界に飛び込んできます。

Dom(世にも珍しい木造の出雲ドーム。天気のよかった昨日の写真)

出雲ドームは1992年4月、日本最大の木造建築としてオープンしました。ドームアーチは高さ48.9メートル。中は野球やサッカーなどのスポーツの競技場として、あるいは展示会等にも使われます。

(飛龍)

激しい進行

Joryumeijin202201230101_75上図は△4八角の金取りに▲6五飛と、△6六角成を防ぎながら金取りをかけ返したところ。以下、△7一金▲4七金△3八銀▲4八金△2九銀成▲6一角と、里見女流名人は飛車を取らせる間に後手陣に角を打ち込んで迫りました。脇九段は面白い展開になったと話しています。

Joryumeijin202201230101_81Satomi03(里見女流名人はソッポの飛車を取らせて攻める)

(飛龍)

オンライン大盤解説会

Ooban01_2(13時30分、オンライン大盤解説会が始まった)

Ooban02_2 (解説は立会人でもある大石七段)

Ooban03_2 (同門の妹弟子、石本女流二段が聞き手を務める)

Hikae03_2 (その頃、控室では脇九段が独り、継ぎ盤に向かっていた)

Ooban04(14時30分頃からは脇九段もゲスト出演)

Ooban05 (大石七段とコンビを組んでいた)

Ooban06(休憩中の石本女流二段も解説に耳を傾ける)

(飛龍)

カテゴリ